チュイルリー公園内に建つオランジュリー美術館。19世紀半ば、皇帝ナポレオン3世が建てたオレンジ栽培温室だった建物だ。モネの《睡蓮》の連作を擁し、一人の目利き画商の収集品を所蔵、展示する同館には毎年70万人以上が訪れる。




ピエール=オーギュスト・ルノワール 

《すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢》1876年 

PIERRE-AUGUSTE RENOIR, MLLE GEORGETTE CHARPENTIER SEATED, 1876, 

BRIDGESTONE MUSEUM OF ART, ISHIBASHI FOUNDATION




そんなパリを代表する美術館で『ブリヂストン美術館の名品―石橋財団コレクション展』が開催されている。ブリヂストン美術館は印象派など近代西洋美術の収集で日本の最高峰を誇るが、これは実業家、石橋正二郎の先見の明と情熱、世の人々と楽しみを分かち合おうという願いが実を結んだものだ。 現地では、モネ、ルノワール、セザンヌ、マティス、ピカソという巨匠の未見の作品に驚きとため息が。その稀少性や質の高さを礼讃する声が聞こえた。



青木繁《海の幸》1904年

AOKI SHIGERU, A GIFT OF THE SEA, 1904, 

BRIDGESTONE MUSEUM OF ART, ISHIBASHI FOUNDATION



オランジュリー美術館での展示風景。

 ロダンの彫刻の右に展示されているのはポール・セザンヌ

《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》 1904 -’06年頃

©YUJI ONO / BRIDGESTONE MUSEUM OF ART, ISHIBASHI FOUNDATION



ブリヂストン美術館は2019年秋開館予定で現在建て替え中。この機をパリは逃さなかった。名画の一時里帰りを熱望し、ブリヂストン美術館がこたえた。日本近代絵画の名品も展示している。



『ブリヂストン美術館の名品 ― 石橋財団コレクション展』

場所:パリ・オランジュリー美術館

会期:〜 2017年8月21日(月)

公式サイト






  • 1