森口邦彦《友禅着物 雪舞》2016年
PHOTOGRAPH BY SHIKATA KUNIHIRO

 京都国立近代美術館で開催される『技を極める―ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリーと日本の工芸』展は、日仏のアルティザンの技を凝らした作品が競演する画期的な試みである。その見どころを、重要無形文化財「友禅」保持者の森口邦彦氏に聞いた。「この展覧会はフラ ンスと日本、パリと東京を結んで、新たな文化交流を図るものです。日本の陶芸、金工、七宝、漆、刺しゅうなど一子相伝の技を駆使した工芸作品約70点と、宝飾制作において独自のスタイルと技術を伝承するヴァン クリーフ&アーペルのハイジュエリー約270点が、一部組み合わされて 展示されます。いずれにも匠の見事な技が凝縮されています」と森口氏。「使い手の心と生活を豊かにするために、これら工芸品の美はその思いのもと、職人の手から生み出されたものなのです」と自らの作品も展示される氏の見解は奥深い。「会場では、工芸作品とハイジュエリーが出会い、融合することで、予測を超える新しい何かが生まれるでしょう。それをぜひ肌で感じてください」。かつてない饗宴をこの目で確かめたい。





ヴァン クリーフ&アーペル コレクション《フューシャ クリップ》1968年

PATRICK GRIES ©VAN CLEEF & ARPELS





『技を極めるーヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリー と日本の工芸』 

会期:4月29日(土・祝)〜8月6日(日)

会場:京都国立近代美術館

公式サイト







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