(商品一例)ティーカップ&ソーサー<240cc>¥7,500、

シュガーポット<270cc>¥15,000、

カフェオレボウル<600cc>¥5,000、

フタ付きマグカップ<400cc>¥8,000

© RICHARD GINORI ASIA PACIFIC CO., LTD.

PHOTOGRAPH BY NORIO KIDERA, STYLED BY FUMIKO SAKUHARA


 2017年4月、ミラノ・サローネにて発表された、ミナ ペルホネンの皆川明がデザインを手がけるリチャード ジノリの“SPERANZA(スペランツァ)”コレクション。2011年と2015年には、伊勢丹新宿店の企画でコラボレーションしたことはあったが、皆川が手がけるコレクションとして展開するのは今回が初めてだ。リチャード ジノリのアイコンである優美なアンティコシェイプに皆川がデザインをほどこし、新たな世界観を生み出した新作“スペランツァ”は、イタリア語で「希望」を意味する。



 © RICHARD GINORI ASIA PACIFIC CO., LTD.



 なぜ、皆川は「希望」を意味するコレクションを制作しようとしたのか? それは、世界中の人々が日々の食卓を囲むときに希望を感じることができたらという願いからだという。コレクションは、3種類のモチーフによって構成される。一対の鳩がオリーブの葉をくわえている「スペランツァ」は、融和と愛情と希望をテーマにしたもの。イタリア料理に欠かせない「オリーヴァ」(オリーブの意)は、“希望”のひとつの要素をなす平和と知の象徴として。そしてリチャード ジノリの工房で思いついたという「ジェルモリオ」(芽吹きの意)は、植物の芽吹く姿を描くことで希望と活力を表現した。



「3種類のモチーフは、それぞれの景色をもちながら、別のモチーフと組み合わせても調和するようにと考えました。図案の配置は、リチャード ジノリの工房に赴き、デザイナーたちと一緒に考えていきました。皿のフォルムに沿って曲線を描くことで、フォルムとデザインが自然に融和するように。また、すべての食器はそこに料理が盛り付けられることで初めて完成するようにデザインしています」と皆川は語る。ミラノ・サローネ発表直前の3月まで、ミナ ペルホネンの新作発表が行われているパリまでプロトタイプを送ってもらい、何度もリチャード ジノリとのやり取りが行われたという。



ミーティングを重ねるリチャード ジノリのデザインチームと皆川明

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