(上)TIER 水引お飾り ウメ紅、(下)TIER 水引お飾り ウメ白

いずれも<幅230 × 奥行き20 × 高さ130mm>¥3,350

 年の瀬が近づくこの頃、正月迎えの準備としてしめ飾りを求める家庭も多いのでは。しめ縄・しめ飾りは本来、新たな年の「年神さま」を家に迎えるため、家内が清浄であり、神を迎えるのにふさわしいことを示すもの。玄関先や水回りに飾り、しめ縄の内側に不浄なものが入らないようにする結界の意味もあるという。


 モダンなデザインのものも多くみられる昨今だが、水引デザイナーとして活躍する長浦ちえによるお飾り「TIER(タイヤー)」は、洗練された意匠がひときわ魅力的。水引を用いたお飾りを作る理由について、長浦はこう語る。


「紙素材の水引は、独特な存在感をもっています。束にしても一本でも美しい。編む前のまっすぐな水引は、芯が通っていながらもしなやかな、凛とした女性のように感じることがあります。

そもそもは飛鳥時代にさかのぼると言われるほど長い歴史があり、古来、祈りや願い、相手を敬う気持ちをこめて贈り物をする際に結ぶものでした。色や結びのかたちに思いを託す水引は、いまも変わらず日本人にとって大切なツールだと思います。お正月準備に時間を費やせないという方も多いと思いますが、いつもの食器に少し水引を飾るだけでも“ハレの日”を意識し、楽しんでいただけるのでは」



TIER 掛け飾り 紅白稲穂松<幅140×高さ550mm>¥8,800



TIER 水引お飾りmini マツクイヅル<幅70×高さ150mm> ¥1,500



 本来“しめ縄”の由来は、天の岩戸に天照大神が入らないよう岩戸をふさいだわら縄であったという。長浦のTIERは、松や稲穂など縁起の良い植物と水引を組み合わせたものが中心だが、今年は新たに「稲わら飾り」も登場。虚飾をそぎおとしたシンプルな造形は、正月の飾りにふさわしい清々しさだ。

「古くは稲を意味した『とし』が『年』の語源だったと言われるほど、稲やわらは日本人の生活に身近であったもの。これをもっと今の暮らしにとり入れたいと考えました。しめ飾りの本来の流れを大切にしながらも、現代の造形美を提案していきたいと思います」(長浦)


「TIER」とは、結ぶ人、結びつける人、という意味を込められたブランド名だという。美しく潔いお飾りで、縁を結び、人とつながる新年を迎えたい。



TIER 稲わら飾り<幅160×奥行き45×高さ310mm>¥5,800




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