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「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」

大阪会場の展覧会キービジュアル、

東京会場の展覧会キービジュアル 

© HIROHIKO ARAKI & LUCKY LAND COMMUNICATIONS/SHUEISHA



 漫画家・荒木飛呂彦の大ヒットシリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』。その連載30周年を記念した展覧会『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』が、8月24日(金)に東京の国立新美術館でスタートする。


 去る6月21日(木)に開かれた記者発表では、荒木本人が展覧会の見どころを紹介するとともに、東京、大阪それぞれの会場用に描き下ろしたキービジュアルを披露した。東京会場のビジュアルには『ジョジョ』第3部の主人公である空条承太郎を、大阪用にはジョースター家の因縁の宿敵DIOをモチーフに採用。これは、荒木にとって「最強のふたり」だという。「ライバルであり、善と悪の象徴。『ジョジョ』においては、もはや神格化されたキャラクターです。そこで日本の風神・雷神などに発想を得ながら、ふたりをペアにした2枚組の絵を描きました」


 荒木は、これまで東京や仙台、またイタリア・フィレンツェで本格的な原画展を開催。パリ・ルーヴル美術館での展覧会『小さなデッサン展ー漫画の世界でルーヴルを』でも、スピンオフ作品『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のフルカラー原画を出展した。原画には、雑誌やコミックなど印刷物では再現できない色彩やコントラストがあり、荒木はそれを率先して見せることで、『ジョジョ』の作品がもつ創造性やオリジナリティを鑑賞者に共有してきた。本展では、その新しい試みとして、高さ2m、横1.2mの巨大原画12枚の制作にチャレンジ。『ジョジョ』に登場する12人のキャラクターとスタンドを、章を超えて実物大で表現し、それらが同じ時間、同じ場に存在する風景を作り上げたという。自分が命を吹き込んできたキャラクターとリアルサイズで向かい合う、荒木本人にとっても究極の創作体験であったはずだ。



登場人物の決めポーズや胸を打つセリフ表現、特殊能力“スタンド”など

『ジョジョ』ファンのツボをついた切り口で展覧会を構成。

「スタンド使いはひかれ合う」の会場イメージ



「宿命の星 因縁の血」の会場イメージ

COURTESY OF “HIROHIKO ARAKI JOJO EXHIBITION: RIPPLES OF ADVENTURE” 



 国立美術館で漫画家が個展を開くのは、手塚治虫に続いて2人め。現生する漫画家では初となる。記者会見の最後、荒木は「漫画界に感謝したい」と話した。これまでアートやファションなどとのコラボレーションを実現してきた荒木だが、彼はまぎれもなく王道的な漫画家だ。本展は、多彩な表現や演出で『ジョジョ』の新しい一面を覗かせる一方で、漫画本来の楽しさや驚きを純粋に体感できる場にもなるだろう。


 ちなみに、本展のチケットは、過去の原画展と同様に完全日時指定制で販売。すでに先行予約分に関しては人数を満たした回もあるので、早めにチェックを。




荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋

<東京会場>

会期:8月24日(金)〜10月1日(月)

会場:国立新美術館 企画展示室2E

住所:東京都港区六本木7-22-2

開館時間:10:00~18:00(金・土曜は〜21:00)

※完全日時指定制。

購入時に入場希望の回(日にち+時間帯)を要選択

休館日:火曜

入場料:

(先行予約チケット)

一般 ¥1,400、大学生 ¥1,000、高校生 ¥600、中学生以下無料

(会期中チケット)

一般 ¥1,600、大学生 ¥1,200、高校生 ¥600、中学生以下無料

(グッズ付き予約チケット)一律 ¥6,500

TEL. 03(5777)8600(ハローダイヤル)

※<大阪会場>は、11月25日(日)より大阪文化館・天保山にて開催

公式サイト






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