東京・六本木にあるオフィスにて。 PHOTOGRAPH BY SATOKO IMAZU

その「動画」が配信され、大きな話題となったのは2014年のこと。当時グーグルマップ担当のエンジニアで、のちに『ポケモン GO』のゲームディレクターとなる野村達雄が企画したのが「ポケモンチャレンジ」。ポケモンファンだった彼が発案し、2日間限定で実施したエイプリルフール用のジョークムービーであり、実際にGoogle Mapsとも連動したサプライズ企画だ。今もネットで見られるその動画では、マップ上にポケモンのアイコンが出現し、実際にその場所に出向いてスマホをかざすとポケモンが現れ、モンスターボールを投げて捕獲するという、現在の『ポケモンGO』とほぼ同様のプレイスタイルが「予言」されている。しかしなぜ、ジョークとされたものが現実になったのか。

 

「ポケモンとグーグルの繋がりは、東京の同じビルに入居していて『同じようなことをしていますね』ということでコミュニケーションを取り始めたのがきっかけです。さまざまなやりとりを続けていく中で、グーグルマップとポケモンを合わせるとこういうことができますねという話が自然と湧き上がってきて。そこから野村さんが作ったエイプリルフール企画の『ポケモンチャレンジ』につながっていくんです」