コロニアルスタイルの一戸建ての店内は白一色。

カラフルなウエアのあいだに

魅力的な食器やインテリア雑貨があふれる

COURTESY OF HOUSE OF LOTUS

 今を去ること15年ほどになるだろうか。麻布十番から少し坂を上った住宅街にぽつんとたたずむ一軒家が「House of Lotus」だった。古びて趣深い洋館に、桐島かれんさんが世界中を旅して出合ったアクセサリーやインテリア雑貨、手工芸品がところ狭しと置かれ、まるでそこだけ日本ではない異国のような、不思議な魅力にあふれていた。

 不定期オープンであったこの初代ハウス オブ ロータスがなくなったあと、2013年に広尾店ができたものの、その後クローズ。寂しい思いをしていたファンも多かったことだろう。



光と風の入るパティオでは、1月31日(水)までトルコのオールドキリムなど、

中近東のラグやクッションを販売する「ノマド・バザール」を開催中

COURTESY OF HOUSE OF LOTUS



 待望実って、2017年3月にオープンした二子玉川店に続き、この12月には表参道駅至近の好立地に「ハウス オブ ロータス」青山店がオープンした。白亜のコロニアルスタイルの一軒家は、1階にインテリア雑貨を、2階にウエアやアクセサリーを中心に展開。エントランス脇に設けられた中東風のパティオには観葉植物が茂り、かれんさんの自宅に招かれたようなくつろぎの空間となっている。


「いつか一軒家のお店を、とずっと探していたんです。ここを見つけてから1年がかりで、内装外装から建具まですべて私がデザインしました」

 と、かれんさん。現在、月に一度はインドやタイ、ベトナム、バリ、モロッコなど世界各地に出かけ、商品の買い付けもすべてみずから行っているという。



キッチュな色彩が愛らしプラナカンの食器。

世界各地の雑貨を見ていると、まるで旅しているような気分に



アジアとヨーロッパを融合した、独特のシックなテイストが魅力。

ゆったりとした優美なデザインにファンも多い



「もともと私自身、旅が好き、アジアの文化が好きというのがハウス オブ ロータスを始めたきっかけでした。欧米の文化には詳しい一方、アジアには慣れていない日本人が多かった当時、タイやベトナムの芸術や文化、手仕事のすばらしさを少しでも伝えられる場があったらと。高級なブランドバッグも素敵だけれど、ひとつひとつ手で丁寧に作られたバスケットにも、たまらない魅力があります。それを旅先で見つける楽しさや、持つ喜びを、自分なりに多くの方にお伝えしたいと思っています」



手染めの布や精緻な刺繍が美しいクッション。

洋の東西を問わず住まいのアクセントになってくれそう



クリエイティブディレクターをつとめる桐島かれんさん

PHOTOGRAPHS BY JUNKO ASAKA




 色鮮やかなドレスやスカート、モロッコの雑貨、細かな手仕事が光るオリジナルのアクセサリー、手刺繍が美しいクッションや異国情緒満点の食器……。かれんさんの確かな審美眼で選び抜かれた品々は、東洋と西洋、伝統とモダンをしなやかにミックスした、“かれんスタイル”とでも呼びたい個性を放っている。

 エキゾチックなデザインや鮮やかな色彩が魅力的なウエアは、この秋冬は「ブリティッシュチャイナ」、2018年春夏は「フレンチモロッカン」がテーマ。季節ごとに、かれんさんが世界を旅して見つけてくる品々に出合える喜びが、ここ青山によみがえった。




ハウス オブ ロータス 青山店


住所:東京都港区南青山3-18-4 1・2F

電話:03(6447)0481

営業時間:11:00~20:00(12月29日は18:00まで)

不定休(2017年12月30日~2018年1月3日 休業)

公式サイト






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