日本で採寸、素材やディテールを決める。仕立てはイタリアにて。 PHOTOGRAPH BY JUNJI HATA, STYLED BY TOMOKI SUKEZANE
 「ドルチェ&ガッバーナ サルトリア 銀座」でタキシードを作った。これまでもたくさんのスーツやシャツをオーダーで作ってきたが、100%満足だと思ったことはない。そのため、「きっと次こそは」と思ってどんどん作ってしまったともいえる。そんな体験を経て、僕はオーダーメイドにおいて最も大事なポイントは「作り手に自分の要望を理解させること」だとわかった。言葉もままならず、半ば飛び込みでロンドンやミラノ、パリやNYの有名テーラーに入り、短時間で信頼関係を築くというのは至難の業だ。センスがよく、技術も抜群で、しかも僕と相性のいいテーラーと出会う確率は残念ながらきわめて低い。そこで僕の結論。「下手に フルオーダーするよりも、自分に合ったパターンを持つところでカスタムオーダーするのが手堅い!」。つまり、ドルチェ&ガッバーナのように、プレタポルテをさんざん着てきたブランドでオーダーができるなら、それが最も理想的だということだ。ということで、僕はさっそく、映画『山猫』(’63)の主人公をイメージして、ベルベットのタキシードを作った。さて、似合うかな?

日本で採寸、330種類以上の生地見本から素材を選び、ボタンなどディテールも決める。仕立てはイタリアにて。製作期間はスーツで約8週間。 価格は生地、ディテールによる。目安は、スーツでセミハンドメイド約60万円から、フルハンドメイド約120万円から。

ドルチェ&ガッバーナ サルトリア 銀座
TEL:03-5537-8810
  • 1