舞台演出家でアーティストでもあるロバート・ウィルソンは、『蝶々夫人』や、米国人作曲家フィリップ・グラスと共作した5時間にもおよぶアヴァンギャルドなオペラ『浜辺のアインシュタイン』など、壮大な作品で以前から世界的に注目されてきた。だが、2017年11月3日から9日までニューヨーク市で開催されたフランスのジュエラー「ヴァン クリーフ&アーペル」の展覧会では、これまでと違ってスケールを小さくする必要があった。



(写真左と右)サファイアとブラックスピネルで彩られた二羽の鷺
(写真中央)パールとガーネットの台座に座るペアのフェネック

© VAN CLEEF & ARPELS



 ノアの方舟をテーマにしたこの新作ハイジュエリーコレクション「ラルシュ ド ノエ」で、宝石をあしらった60組を超えるペアのブローチを展示するため、ウィルソンはチェルシーにあるセダーレイクというイベント会場の一室を改装した。その作品は、たとえばダイヤモンドをちりばめたカンガルー、ピンクサファイアの葉を運ぶハトといったものたちだ。


イヌイットが鯨の骨で作る工芸品に着想を得た、ノアの方舟に見立てた約48センチの木製の舟が天井から吊るされた。壁にはめ込まれた宝箱のようなガラスケースの中では、41匹の動物たちが照明に照らされてキラキラと輝く。ウィルソンは言う。「夕暮れにきらめく星みたいだろう? 計算されたライティングのもとで、小さなオブジェの動物たちが大きな輝きを放つんだ」




問い合わせ先

ヴァン クリーフ&アーぺル ル デスク

フリーダイヤル: 0120-10-1906

公式サイト






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