シャンパーニュ・メゾンにとって、“プレステージライン”は特別な存在だ。シャンパーニュの基本といわれる“ノン・ヴィンテージ”がメゾンのスタイルを表すものだとすれば、“プレステージライン”はそれに加え、より研ぎ澄まされたメゾンの哲学を表すものでもあるからだ。数ある“プレステージライン”の中でも、シャンパーニュファンの憧れともいえる1本が「ボランジェR.D.」。この4月、待望の新しいキュヴェ「ボランジェR.D.2004」がリリースされ、話題となっている。



ボランジェR.D.2004は、煮詰めた果実の濃厚な風味と美しい酸が共存。

余韻が長く、一度飲んだら忘れられない味わい



 1829年設立の「ボランジェ」は、伝統的かつ堅牢な造りで地元シャンパーニュ地方においても一目置かれる存在で、英国王室御用達のメゾンでもある。映画“007シリーズ”でのジェームズ・ボンド愛飲のシャンパーニュといえば、わかる人も多いのではないだろうか。ちなみに、1979年に公開された『ムーンレイカー』では「ボランジェR.D.1969」が使用されている。


「ボランジェR.D.」の魅力は、なんといっても熟成による芳醇さ、エレガントさがありながら、並外れたフレッシュ感を持っていることにあるだろう。「R.D.」とは「Récemment Dégorgé(最近、澱抜きされた)」の意で、長いあいだ澱に触れさせたまま熟成させたオールドヴィンテージを、リリース直前に澱抜き(デゴルジュマン)している。ドザージュ(加糖)も控えたエクストラ・ブリュットで、ブドウ本来のナチュラルな味わいが凝縮されている。



 R.D.は、例外的に長い期間、澱に触れてセラーの中で熟成される。

2004の場合、その熟成期間は13年間。

澱抜きした年をラベルに記載したのも、ボランジェR.D.が初めてだ



のちに「ボランジェR.D.」となるボトルが初めて誕生したのは1963年。なんと1947年のリザーヴ・キュヴェを使っての、当時としては大胆な試みだった。発案者は5代目当主ジャック・ボランジェの妻、エリザベス・リリー・ボランジェ、通称“マダム・リリー”。第二次世界大戦下のシャンパーニュで、ひとり残ったスタッフと一緒に、ドイツ軍の爆撃音を聞きながらシャンパーニュを造り続けた話はあまりにも有名で、今も地域の尊敬を集めている。この手法は今では広く知られるところとなったが、すべてはマダム・リリーの先見の明によるものであったのだ。


 セラー・マスターのジル・デコートによれば、2004年は“芳醇で輝かしい年”で、「芳醇なアロマと比類なきフレッシュ感は、まさしく『ボランジェR.D.2004』ならではのもの」だという。黄桃など黄色いフルーツのコンフィやアーモンド、マッシュルームなど、熟成したニュアンスがありながらも、酸味は凛とした清々しさに満ちている。ガストロノミックに合うシャンパーニュであることはもちろんながら、大切な人と「なにか特別なシャンパーニュを」という時にこそ、選びたい1本だ。



「ボランジェR.D.2004」<750ml>¥38,000

「新しく、エクスクルーシブなクオリティを探し求める消費者のために

ボランジェR.D.を造りました」とはマダム・リリーの言葉




問い合わせ先

アルカン

TEL. 03(3664)6591

公式サイト






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