8カ国に25店ものレストランをもち、ミシュランの星を合計18個も獲得している世界で最も有名な料理人、アラン・デュカス。60歳を超えた今も、各店舗を年に数回訪れては弟子であるシェフたちに直接指導し続けている、文字通りの料理界の巨匠である。彼に2年間密着して撮影したドキュメンタリー映画『La Quête d’Alain Ducasse アラン・デュカスの探求』が昨年秋にフランスで公開され、日本でも今秋の公開に向けて準備中だという。また今年3月には、パリに続いて日本橋にショコラの工房とブティック「ル・ショコラ・アラン・デュカス」をオープン。「つねに力を惜しまず、人を育て、自分の持っているものを伝え広げること」を旨とするデュカス氏らしく、その活動はとどまるところを知らない。



まるでパリの地図を見下ろすかのような眺望絶佳。

窓際はひときわ予約困難な、通称"王様の席"だ



 そのデュカス氏のお膝元であるパリには、ホテル「プラザ・アテネ」にある3ツ星レストラン「アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネ」をはじめ、2ツ星の「ル・ムーリス」、「オーレ デュカス・オ・シャトー・ド・ヴェルサイユ」、「ブノワ」、「オー・リヨネ」など多くの”デュカスの店”がひしめいている。その中でも昨年最も話題を呼んだのが、パリのシンボル、エッフェル塔の中にあるレストラン「ル・ジュール・ヴェルヌ」だろう。


 昨年7月にかのトランプ大統領が、フランスのマクロン大統領の招きでメラニア夫人を伴って出席した晩餐会が開かれたのが、ここ「ル・ジュール・ヴェルヌ」である。地上125メートル、エッフェル塔の第二展望台と同じ高さに位置するこのレストランは、絶好のポジションを生かした全面ガラス張り。パリ市街を眼下に望む素晴らしい眺めとアラン・デュカス仕込みの美食の両方が堪能できるとあって、予約のとれにくいことでも有名だ。



「ル・ジュール・ヴェルヌ」の料理から。

軽やかにモダナイズされた一皿一皿は、見た目にもエレガント



「現代的な美味を楽しめる、パリで最も美しい場所」とアラン・デュカス氏が評するこの店を任されているのが、今年35歳になるシェフのエリック・アズーグ。フランス南西部の「レ・フロ」で修行をはじめ、2008年に「ブノワ」へ。2011年にシェフに就任したのち、2015年から「ル・ジュール・ヴェルヌ」のシェフとして50人のスタッフを率いている。伝統的フランス料理と現代性をしなやかにミックスしたその料理は、味はもちろん見た目の繊細な美しさにも定評があり、世界から訪れるゲストの目と舌を楽しませている。


 そしてこのたび、4月28日(土)から5月6日(日)の期間限定で、「ル・ジュール・ヴェルヌ」の料理が銀座の「ベージュ アラン・デュカス 東京」にやってくる。アズーグシェフがパリの店の人気メニューをもとに、日本とフランスの食材を用いてスペシャルなコースを考案。ランチ、ディナーともに、エレガントな味わいで人気のシャンパーニュ「ペリエ ジュエ」とのペアリングも可能。4月28日(土)はアズークシェフみずから厨房に立って腕をふるうというからますます楽しみだ。



エリック・アズーグシェフ。2016年にはパリ市から、世界の食の都に

ふさわしいシェフに贈られる「グラン・ヴェルメイユ」を受賞

PHOTOGRAPHS: ©PIERRE MONETTA



 日本にいながらにして、パリのエッフェル塔の美味を堪能する。ゴールデンウィークならではの贅沢な食のイベントで、アラン・デュカスの系譜に連なる若きシェフの料理と、風薫るパリの息吹を感じてみては。




「ル・ジュール・ヴェルヌ」特別コース

期間:4月28日(土)~5月6日(日)

場所:「ベージュ アラン・デュカス 東京」

住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング10F

TEL:03(5159)5500

ランチ¥23,000(シャンパーニュ「ペリエ ジュエ」ペアリングつき)、¥13,000(ペアリングなし)

ディナー¥42,000(シャンパーニュ「ペリエ ジュエ」ペアリングつき)、¥24,000(ペアリングなし)

※すべて税込み・サービス料別

※4月28日(土)ディナーはエリック・アズーグシェフが在店、19:00一斉スタート

公式サイト










  • 1