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BY TERUNO TAIRA, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO, HAIR & MAKEUP BY YURIKA NAKAMURA

画像: 東京・南青山の自身のオフィス「SLITS」で。光がふんだんに差し込むオフィスは、オブジェやアートポスターなど、一ツ山さんの感性あふれるインテリアで彩られている

東京・南青山の自身のオフィス「SLITS」で。光がふんだんに差し込むオフィスは、オブジェやアートポスターなど、一ツ山さんの感性あふれるインテリアで彩られている

 トップアーティストのスタイリングをはじめ、数々のブランドとの商品開発やコンサルティングにも携わるスタイリストの一ツ山佳子さん。この仕事を始めて20年以上、長年にわたってファッション業界のトップを走り続けてきた一人だ。

 一ツ山さんがファッションを仕事にしようと思ったのは、なんと小学校3年生のとき。9歳の誕生日、プレゼントでもらったセーラーカラーのチュニックを着ていると、近所の女子高生たちから「その服かわいいね!」と褒められた。「子ども心に、服には人を惹きつけるスゴイ力があるんだ、と感動しました」。デザイナーを夢見て服飾学校に進学。そこで、「何かと何かを組み合わせて新しいものを生み出す」スタイリストという仕事を志すようになる。

 卒業後、雑誌出版社でスタイリストアシスタントのアルバイトをする中で、徐々にフリーのスタイリストとして仕事を依頼されるようになっていった。グッドガール向けの雑誌で"かわいい路線"のファッション撮影が続く。だが、忙しく仕事をしてはいても、なかなかおもだった撮影でデビューできずにいた一ツ山さんに、大きな転機が訪れたのは26歳のとき。パリから戻ってきたばかりのカメラマンが、インディーズ系の雑誌の撮影に誘ってくれたのだ。「当時の私は外国人モデルを撮影したこともハイブランドで洋服の借用をしたこともなかったのに、声をかけてくださって。その撮影をきっかけに、新たな世界が一気に広がりました」

画像: ストリート感覚やポップなテイストを巧みにとり入れた、独自性のあるモードなスタイリングで一目置かれるトップスタイリスト。生き生きとした口調、くるくると変わる表情も一ツ山さんの魅力だ

ストリート感覚やポップなテイストを巧みにとり入れた、独自性のあるモードなスタイリングで一目置かれるトップスタイリスト。生き生きとした口調、くるくると変わる表情も一ツ山さんの魅力だ

 スタイリストという仕事に就くには、ベテランの“師匠”について現場を覚えていくのが一般的だが、一ツ山さんは最初から独立独歩。ある意味、イレギュラーなキャリアだといえる。「師匠がいなくて心もとないこともありましたが、仕事を続けるうちに、逆に師匠がいないことが自分の強みだと思うようになりました。いろんな方の仕事を手伝い、たくさんの撮影現場に行ったことで様々なテイストを吸収できた。全部自己流ですが、見てきた映画や聴いてきた音楽、遊びに行った場所、そこでできた友人……そういったものが全部、私のスタイリングの引き出しになり、結果、私にしかできない仕事ができるようになっていった気がします」

 33歳のときに半年ほどの期間、NYで生活した。そこで気づいたことも今のスタイリングの礎を作ったという。「NYにいると、10代から70代まで、あらゆる年齢層が“自分の好きなもの”に集まる。でも日本では、あるカルチャーに特定の年代しか集まらないことに気づいたんです。私はボードスポーツはやらないけれどスケーターのファッションは好きだし、ストリートのテイストが好き。年齢に関係なく、自分が好きなことにもう一度、とことん向き合ってみようと思えたときでした」。
 そんな思いを胸に帰国すると、奇しくもストリートブランドのディレクションを手がけることに。加えて、まさに日本で韓流ブームが始まろうとしていたこの頃、韓流のトップアイドル「少女時代」のデビュー時のスタイリングを任され、以降、韓流スターのスタイリングは一ツ山さんのキャリアに大きな位置を占めている。

 その時々に自分が何をしたいのかを明確にしながら、節目節目で大きな決断をしてきた一ツ山さん。38歳のときには、東京・南青山に自身の会社を設立した。「自分が年齢を重ねる中で、もう少し大きな視野でスタイルをプロデュースしていきたいという思いが強くなった」と語る。「私にとっていちばん怖いのはリスクではなく、自分にとっての“人生の経験”がなくなること。33歳でNYに出かけたときも有り金全部はたきましたし(笑)、帰ってきてから仕事で貯めたお金で、今度は会社を設立しました。大きな決断をするたびに、いい人に出会い、新しい世界が開けてきたから、挑戦することは怖くありません」

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