自分らしい香り、自分に似合う香りには、どうしたら出合えるのだろうか。人がつけている香りを素敵だと感じても、いざ自分がつけてみると何か違う……。その秘密は、一人ひとりの“肌がもつ匂い”にあった

BY TERUNO TAIRA, PHOTOGRAPHS BY MIDORI YAMASHITA

 スキンタイプがわかったあとは、香り選び。先ほど質問表に書いた、自分の関心事や季節などを踏まえて、杏さんが4本のボトルを選んでくれた。「まず、ニュートラルで落ちつくのはフォーミュラ X。これは赤ちゃんの離乳食のような感じで、香りをつけることに慣れていない方でも抵抗なく入りやすいものです。

“すっきりしたい”という今の気持ちに合うのは、浄化をテーマにした『ベジマット』や『タージ ガーデン』がおすすめ。そこに、緊張から解放するフローラルのニュアンスを足すと、なおいいですね。“新月”という意味の名を持つ『ラ ヌベル リュンヌ』を重ねると、新しい年の始まりにぴったりかも。香りをレイヤーするときは、トップノートの比重が高いものを後からつけるのが、美しく香らせるコツです」。

画像: (左)オード パルファム「タージ ガーデン」<30ml> ¥10,500 樹脂の香りに湿度、塩味、辛味、スパイス、グリーンをミックス。思考がクリアになるように感じられる (右)オード パルファム「べジマット」<30ml> ¥10,500 天然のベルガモットを核にした、すっきりと澄んだ印象が周りの空気を浄化するようなシトラスノート

(左)オード パルファム「タージ ガーデン」<30ml> ¥10,500
樹脂の香りに湿度、塩味、辛味、スパイス、グリーンをミックス。思考がクリアになるように感じられる
(右)オード パルファム「べジマット」<30ml> ¥10,500
天然のベルガモットを核にした、すっきりと澄んだ印象が周りの空気を浄化するようなシトラスノート

画像: オード パルファム「ラ ヌベル リュンヌ」<30ml> ¥10,500 キンモクセイやチュニジアンネロリ、この香りのために開発されたサクラペタルなどで構成されるクリーミーでエアリーなフローラルノート

オード パルファム「ラ ヌベル リュンヌ」<30ml> ¥10,500
キンモクセイやチュニジアンネロリ、この香りのために開発されたサクラペタルなどで構成されるクリーミーでエアリーなフローラルノート

 取材に同行した編集部のWは、店頭で試し、気に入って購入した香りが、つけているうちに違う香りに変化してしまうことが多いという。以前カウンセリングを受けたときには、日本人では100人に一人いるかいないかという“Green/Metallic”と診断された。“Green/Metallic”タイプは、香りを変化させてしまいやすいスキンタイプのため、香りとの相性を見極めるのが難しいそう。「フォーミユラ X」を腕の内側につけ、杏さんがクンクンと嗅ぐと………

「今回、Wさんの肌には“Woody”と“Bitter”の要素を感じますね。何もつけないと特に感じないのですが、香水をつけると深いハーブのような香りが立ちのぼってきます。このタイプに基本的に似合うのは、温かみのある香り。クリーミーなマグノリアやガーデニアの香りもお似合いです。バニラ系でも甘ったるくなりすぎず、上品に落ち着いて香ります。エキゾチックな香りも似合いますよ。個性的で難しいとされる香りが、ご自身のもつハーブの深い香りに包まれほどよくトーンダウンして、上品なものになります」。そんなWのために杏さんが選んだのは、現在制作中で4月に発売予定の「シュリンクス」。ギリシャ神話の登場人物、農牧の神パンの吹くフルートの名前を冠したリラの香りだ。

画像: 「特別な能力というわけではなく、メソッドに従ってきちんと鍛えることで肌の匂いも嗅ぎ分けられるようになります」と杏さん

「特別な能力というわけではなく、メソッドに従ってきちんと鍛えることで肌の匂いも嗅ぎ分けられるようになります」と杏さん

「『ベジマット』、『タージ ガーデン』に続く浄化シリーズの第3弾です。ベースのすっきりとした浄化感は前2作と共通していますが、今回はフローラルの要素を強く出しています」。リラ(ライラック)の香りが好きなWは、嗅ぐなり「いい香り~! 好きです」と気に入った様子。「ホワイトフローラルのレインもおすすめ。石鹸のようなシアームスクが肌の“Bitter”な匂いと溶け合って、清潔感を強調します。暑い時期になってくると『サムシング ブルー』もよいかもしれません。オリバナムという樹脂系の深い香りがベースになっているので、Wさんの肌のもつ香りとなじんで、とても自然な感じで香りますよ」

 驚くのは、同じ「サムシング ブルー」が、“Musky”な私の肌と“Bitter”なWの肌では香り方がまったく異なったことだ。Musky肌では青い紫陽花を思わせるフローラルの要素が強く出るのに対し、Bitter肌ではスッキリとしたクリーンな印象が際立つ。“SKIN’S SECENT”のタイプは人種や遺伝には関係なく、ホルモンバランスと代謝のリズムの影響が大きいと杏さん。「母娘でもまったく違いますし、強いて言えば、お米を食べる日本人は“Sweet”に分類される人が多いかな、というぐらい」

画像: シンプルなボトルに詰められたボタニカルフレグランス。オード パルファムは、現在全16種類

シンプルなボトルに詰められたボタニカルフレグランス。オード パルファムは、現在全16種類

 自分の肌のもつ匂いによって、こんなにも香水の立ちのぼり方が変わるとは。自分の肌に合う香りは、つけていても不快感がなく、心地いい。自分の“SKIN'S SCENT”を知っておくことは、似合う香りを見つけるための第一歩。自分の肌そのものの匂いをまず知ってみよう。

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