バルテュスの娘であるジュエリー・デザイナーが歴史的価値のあるスイスの山荘での夢のような生活と非凡な少女時代の思い出を振り返る

BY HILARY MOSS, TRANSLATED BY MAKIKO HARAGA

画像: (FROM LEFT)PHOTOGRAPH BY BENOÎT PEVERELLI, PHOTOGRAPH BY ANDRÉ CARRARA

(FROM LEFT)PHOTOGRAPH BY BENOÎT PEVERELLI, PHOTOGRAPH BY ANDRÉ CARRARA

(写真右)「あるとき父のアトリエに入ると、父は鏡で自分の絵を見ていました。鏡は絵の欠点をすべて映し出すのだと。私はスクリーンに大きな作品を描くとき、この鏡を使っています」

(写真左)「この美しい木は母の作品で、木に夢中な私にぴったりなじみます。子どもの頃、母はいつもお話を作ってくれました。私が髪を洗うことを嫌うので、母は独創的な、とても怖いお話をひねりださなければなりませんでした。こういうのは、とてもアジア的な習慣だと思う。母はときどきお話の世界に入り込みすぎて、泣いてしまうこともありました」

画像2: PHOTOGRAPH BY BENOÎT PEVERELLI

PHOTOGRAPH BY BENOÎT PEVERELLI

「兄のタデは愛車のクラシック・カー、フォルクスワーゲン・ビートルのコンバーチブルで、風の強いウンブリアの小径を走り回ります。この日は私の息子センと田園地帯まで長距離ドライブに出かけました」

画像: (FROM LEFT)COURTESY OF HARUMI KLOSSOWSKA, PHOTOGRAPH BY SETSUKO KLOSSOWSKA

(FROM LEFT)COURTESY OF HARUMI KLOSSOWSKA, PHOTOGRAPH BY SETSUKO KLOSSOWSKA

(写真左)「父の母。バラディーヌという素敵な名前で、クロソフスカ家の歴史に大きな影響を与えた人物です。祖母は、詩人のライナー・マリア・リルケの愛人で、彼女自身も画家でした」

(写真右)「5 歳まで、ヴィラ・メディチのトルコ風の部屋で暮らしました。 特に覚えているのは、そこの照明とタイル。私の初のジュエリー・コレクションは、このふたつから色の着想を得ています」

画像2: COURTESY OF HARUMI KLOSSOWSKA

COURTESY OF HARUMI KLOSSOWSKA

(写真左)「ネコ科の動物に魅了されて、最新コレクションからこんな指環を作り始めました。黒檀と象牙など、中心となるのは素材の対比です。40歳の誕生日、ブノワがピューマの剝製をプレゼントしてくれて。 アトリエに置いてあるので、足を踏み入れるたびにビクッとします」

(写真右)「晩年の10年間、視力がひどく悪化した父はインスタントカメラを使い始めました。モデルのアンナは7歳から18歳か19歳の誕生日まで、毎週 水曜に被写体を務めていた。最後の最後まで、父は仕事を続けました」

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