建築家フランク・ロイド・ライトの代表作である椅子「タリアセン1」。オリガミチェアとの呼び名で愛されているこの作品が、色合いや機能性を新たに限定発売になった

BY NANCY HASS, PHOTOGRAPH BY MARI MAEDA AND YUJI OBOSHI, TRANSLATED BY RISAKO OHATA

 1938年、当時70歳だったフランク・ロイド・ライトは、冬の自邸となる「タリアセン・ウエスト」を建てるために、フェニックス郊外の山麓に砂漠の土地を購入した。ライトはそのキャリアの中で最も斬新な家具のうちのいくつかをそこで制作した。そのひとつが1949年に制作された椅子で、のちに「オリガミチェア」という名で知られるようになるライトの代表作である。正式には「タリアセン1」と呼ばれたこの作品は、一枚の合板から作りだされ、驚異的なバランスを保った幾何学的作品であった。そして今、1980年代後半に世界で初めて商業版オリガミチェアを生産したカッシーナ社が、ライト財団とのコラボレーションの一環として新しい限定商品を発売する。

画像: TALIESIN1(タリアセン1)¥750,000(※各色3台ずつの数量限定生産)

TALIESIN1(タリアセン1)¥750,000(※各色3台ずつの数量限定生産)

 印象的なモダンな色合いで復刻されたオリガミチェアは「バーガンディ」「ミッドナイトブルー」「ペトロール・グリーン」(写真)の3色で展開される。ラッカー塗装されたサクラ材の化粧張りの上からそれぞれの色に染められた革が張られ、新しいオリガミチェアは従来のものよりもクッション性が高まり、深い腰掛けができるようになっている。ライトは作品において、使い心地のよさを優先してはいなかったのかもしれない。それよりもデザイン性の高い作品のほうが、優雅であるという点で価値があると考えていたのだ。

LOCATION: MANHATTAN MINI STORAGE, 161 VARICK STREET, N.Y.C.

問い合わせ先
カッシーナ・イクスシー青山本店
TEL. 03(5474)9001

 

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