アウターやストールが活躍する冬本番から春先まで、ひとつあると便利なコートスタンドを厳選紹介。アルテックやカリモク家具、HAYなどに揃うデザイナーズなら、洋服を掛けたときの姿も美しく、使っていないときはオブジェとして部屋を彩ってくれるはず

BY EMI ARITA

アルテックの「キーラ コートスタンド」

画像: 「キーラ コートスタンド」<H192×W54×D48cm>¥70,400/アルテック COURTESY OF ARTEK

「キーラ コートスタンド」<H192×W54×D48cm>¥70,400/アルテック

COURTESY OF ARTEK

 フィンランド語で「楔(くさび)」を意味する“キーラ”と名付けられた、アルテックの「キーラ コートスタンド」。デザインを手掛けたのは、アートインスタレーションからプロダクトデザインまで、幅広い分野で活躍するノルウェー・オスロ出身のデザイナー、ダニエル・リーバッケン。
 アッシュ材の3本の脚からなる本体と、パウダーコート仕上げをした金属製のジョイントのみ、というシンプルな構造は、リーバッケン自身のコートをカメラの三脚に引っ掛けた経験からインスピレーションを得たもの。フックは全部で12箇所と見た目以上に物を掛けることができ、使い勝手も抜群。本体とフックのカラーバリエーションは、ナチュラルラッカー×ストーンホワイト、ナチュラルラッカー×ブラック、ブラックラッカー×ブラックの全3種。

画像: COURTESY OF ARTEK

COURTESY OF ARTEK

アルテック
TEL. 0120-610-599
公式サイトはこちら

フリッツ・ハンセンの「コートツリー」

画像: 「コートツリー」<H193×φ65cm>¥206,800/フリッツ・ハンセン COURTESY OF FRITZ HANSEN

「コートツリー」<H193×φ65cm>¥206,800/フリッツ・ハンセン

COURTESY OF FRITZ HANSEN

 8本のスチールパイプが有機的にカーブしたフリッツ・ハンセンの「コートツリー」。建築家、プロダクトデザイナーとして活躍したデンマーク出身のデザイナー、シセ・ヴェアナーが1971年にデザインしたもので、まるで1本の木の枝が幾重にも広がったようなダイナミックなデザインは、今見てもおしゃれ。
 スチールパイプには合計16箇所のフックがあるほか、先端には帽子を引っ掛けたり、パイプのカーブにストールを掛けたりと、多彩な使い方ができるのも魅力。細身で華奢な印象とは裏腹に、重いコートを掛けたり、来客時に数枚コートを掛けても安定させられる耐荷重性も兼ね備えている。機能性も申し分ない美しいオブジェのようなコートラックは、リビングや寝室のアクセントにもぴったり。

画像: COURTESY OF FRITZ HANSEN

COURTESY OF FRITZ HANSEN

フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
公式サイトはこちら

カリモクニュースタンダードの「サインズ」

画像: 「サインズ」<H172×W35×D35cm>¥58,300/カリモクニュースタンダード COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD

「サインズ」<H172×W35×D35cm>¥58,300/カリモクニュースタンダード

COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD

 2方向に旋回・折り畳みができる6つのアームを持つ、カリモクニュースタンダードの「サインズ」。デザインを手掛けたのは、カリモクニュースタンダードのアイコン的存在「キャストールスツール」をデザインしたことでも知られる、スイスのデザインスタジオ、BIG-GAME(ビッグゲーム)。
 古代文字から着想を得たという太いアームは、内部に仕掛けられた強力なマグネットにより、未使用時には垂直方向に固定することも可能。使用時は掛けるものにあわせて、使わないときはオブジェとして、アームの角度や方向を自由に調整して楽しめる。カラーは素材であるナラ材の色を活かしたピュアオークと、スタイリッシュなグレイングレーの2色。

画像: COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD

COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD

カリモクニュースタンダード
公式サイトはこちら

クラシコンの「サターン」

画像: 「サターン」<H165×W59×D53cm>¥634,700〜/クラシコン(マーケット) ©︎Manufacturer ClassiCon authorised by The World Licence Holder Aram Designs Ltd.

「サターン」<H165×W59×D53cm>¥634,700〜/クラシコン(マーケット)

©︎Manufacturer ClassiCon authorised by The World Licence Holder Aram Designs Ltd.

 2012年のロンドンオリンピックのトーチデザインをしたことでも知られるデザインデュオ、エドワード・バーバー & ジェイ・オズガビーが手がけた、クラシコンの「サターン」。アーチを描く3つの木製フレームをつなぎ合わせた彫刻的なデザインで、空間にアクセントを添えてくれる。
 フレームのアーチ部分にコートやジャケットを掛けられるほか、各フレームには2つずつ金属製のフックがついているため、持ち手のあるバッグなどを掛けておくのにも重宝。また、フレーム同士のジョイント部分を使えば、傘などを引っ掛けることもできる。カラーはブラックとオークの2種。

画像: ©︎Manufacturer ClassiCon authorised by The World Licence Holder Aram Designs Ltd.

©︎Manufacturer ClassiCon authorised by The World Licence Holder Aram Designs Ltd.

クラシコン(マーケット)
販売サイトはこちら

マジスの「スチール・ウッド・コートスタンド」

画像: 「スチール・ウッド・コートスタンド」<H160×W57×D57cm>¥121,000/マジス COURTESY OF MAGIS JAPAN

「スチール・ウッド・コートスタンド」<H160×W57×D57cm>¥121,000/マジス

COURTESY OF MAGIS JAPAN

 マジスの「スチール・ウッド」は、パリを拠点に活躍する兄弟デザイナーデュオ、ロナン&エルワン・ブルレックが2008年に発表した家具コレクション。木と鉄という斬新な素材の組み合わせと、どんな空間にもマッチするタイムレスなデザインで、イタリアの権威あるコンパッソ・ドーロ賞をはじめとする数々の賞を世界中で受賞している。
 そんな「スチール・ウッド」ファミリーのコートスタンドは、美しい曲線を描く3本の木製のフレームが印象的。そこにさっとコートやジャケット、帽子などを掛けられるほか、上部の鉄のスチールプレート部分にも、ハンガーや傘を引っ掛けることができる。フレームとスチールのカラーバリエーションは、ナチュラルビーチ×ホワイトまたはブラック、ウォルナット×ブラック、ホワイト×ホワイト、ブラック×ブラックの全5種。

画像: COURTESY OF MAGIS JAPAN

COURTESY OF MAGIS JAPAN

マジス ジャパン
公式サイトはこちら

HAY(ヘイ)の「KNIT」

画像: 「KNIT」<H161.5×W50.5×D49.5cm>各¥39,600/HAY COURTESY OF HAY

「KNIT」<H161.5×W50.5×D49.5cm>各¥39,600/HAY

COURTESY OF HAY

 シンプルながら彫刻的な造形美が際立つHAY(ヘイ)の「KNIT」は、家具や家電、日用品と幅広い分野で活躍するデザイナー、倉本仁によるコートスタンド。ロープや金属棒を曲げたり、編んだりする実験的なプロセスからインスピレーションを得てデザインされたもので、3本の金属パイプが互いに絡み合うユニークなデザインが魅力。
 先端部分にコートやジャケットを掛けられるほか、パイプが絡みあう部分の隙間をうまく使えば、ハンガーを引っ掛けることもできて便利。カラーは、ブラック、ホワイト、グレー、トフィーの全4色。ホワイトはマット仕上げ、ほかのカラーは艶のあるグロッシー仕上げ。インテリアにあわせて、好みのカラーと質感を選んで。

画像: COURTESY OF HAY

COURTESY OF HAY

HAY JAPAN
公式サイトはこちら

ザノッタの「セルヴォマント コートスタンド」

画像: 「セルヴォマント コートスタンド」<H194×W48cm>¥154,000/ザノッタ(メトロクス) COURTESY OF METROCS

「セルヴォマント コートスタンド」<H194×W48cm>¥154,000/ザノッタ(メトロクス)

COURTESY OF METROCS

「セルヴォマント コートスタンド」は、イタリアンモダンデザインの巨匠、アキッレ・カスティリオーニが1985年にデザインした名作コートスタンド。1961年から20年の歳月をかけ、ミラノのビアハウス「スプリューゲン」のためにデザインした「セルヴィシリーズ」のひとつで、シリーズに共通するポリプロピレン製のベースと、金属製のポールを組み合わせたデザインが特徴。
 ポールの先にある6本のアームは、それぞれ水平に120度回転するため、コートが重ならないよう適度に位置を調整することが可能。遊び心あふれるデザインと機能性を融合させた数々の名作を生み出してきたカスティリオーニらしさが光る作品となっている。カラーはホワイトとブラックの2色。

画像: COURTESY OF METROCS

COURTESY OF METROCS

メトロクス
TEL. 03-5777-5866
公式サイトはこちら

▼あわせて読みたいおすすめ記事

T JAPAN LINE@友だち募集中!
おすすめ情報をお届け

友だち追加
 

LATEST

This article is a sponsored article by
''.