写真家の若木信吾が今秋、絵本レーベルを立ち上げた。同じ本であっても写真集を作り出すのとはまったく真逆のクリエイションであったと語る絵本作り。その先に見えてきた、清々しい景色とは

BY ASATO SAKAMOTO, PHOTOGRAPHS BY SHINSUKE SATO

若木信吾がT JAPANのためにセレクトする
「大人も子どもも楽しめる絵本10選」

若芽舎の絵本づくりにつながった若木の愛読書から、大人のT読者のために厳選。


1.
『おおきなおおきなおいも』¥1,200
作・絵:赤羽末吉
発行:福音館書店

「今回絵本を一緒に作った佐伯ゆう子さんにいただきました。ウチの子どもが大好きな一冊で、実際に画用紙をつなぎ合わせて大きなイモを一緒に描きました」


2.
『きみはうみ』¥1,400
絵と文:西加奈子
発行:スイッチ・パブリッシング

「西さんは小さなお子さんをお持ちだと思うのですが、そうとは思えない暗い絵の世界がおもしろいなと。後半の絵がとても綺麗でそこに向かって行く感じも好きです」


3.
『せかいでさいしょのポテトチップス』¥1,620
文:アン・ルノー 絵:フェリシタ・サラ 訳:千葉茂樹
発行:BL出版

「本屋で出会った一冊です。食育というと大げさだけど、絵本を通して新しいことを知るって、子どもたちにとっては大きな体験だと思います」


4.
『つきよのおんがくかい』¥1,200
作:山下 洋輔 絵:柚木 沙弥郎
発行:福音館書店

「音楽の部分をスキャット風に読まなきゃいけないという、なかなかハードルの高い絵本。でも、その気分で読んで行くと盛り上がるし、子どももかなり喜びます」


5.
『ともだち』¥1,200
文:谷川俊太郎 絵:和田誠
発行:玉川大学出版部

「これは名作です。友達というものを認識はじめる2〜3歳から読めると思いますが、後半はかなりシビアな話になってきて、親も子も同じ気持ちで読み進めることができます」


6.
『みえるとか みえないとか』¥1,400
作:ヨシタケシンスケ そうだん:伊藤 亜紗
発行:アリス館

「近年を代表する作家の1冊ですが、これは絵本の新しい境地に触れていると思っています。センシティブな題材を扱っていますが、説教くさくならず落とし込めたのがすごい」


7.
『ラシーヌおじさんとふしぎな動物』¥1,500
作・絵:トミー・ウンゲラー 訳:田村隆一、麻生九美
発行:評論社

「『すてきな三にんぐみ』で知られるトミー・ウンゲラー。ストーリーがあり得ない!と思うオチになっているのですが、子どもには簡単に通じてしまうんですよね」


8.
『水の生きもの』¥3,800
作:ランバロス・ジャー 訳:市川恵里
発行:河出書房新社

「世界一美しい絵本を作ると言われているタラブックス社によるもの。これこそ、大人のための絵本。印刷も装丁もかなりこだわっています。子どもは図鑑のように楽しめます」


9.
『Cars and Trucks and Things that Go』
作:Richard Scarry
発行:Harper Collins

「アメリカ人の友人からもらったものですが、アメリカではスタンダードな絵本で、70年代からあるそうです。好きなページを開いて眺めるだけでも楽しむことができます」


10.
『FOOD TRUCKS!』
作:Mark Todd
発行:HMH Books for Young Readers

「いろいろなフードトラックが出てきます。英語で読むと、韻を踏んでいたりダジャレになっていたりするので、外国人に読んでもらうとおもしろいと思います」

 

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