国民的ドラマへの出演で注目された俳優は、役を演じ、絵を描き、ダンスも踊る。シンガーソングライターとしての顔も持つ多才な男は、次の一手を静かに待っている

PHOTOGRAPHS BY SASU TEI(W), STYLED BY TOMOKI SUKEZANE, EDITED BY SATOKO HATAKEYAMA

 悲願の朝ドラ出演を果たし、実力に裏打ちされた繊細な演技で、俳優としての知名度も全国的なものとなった現在。司馬遼太郎の名作を原田眞人監督が手がけ、斎藤一を演じた映画『燃えよ剣』の公開が今後に控えており、新選組で一二を争う剣豪の若き日を松下がどう演じてみせるのか、その姿にも注目が集まる。また一時休止していた音楽活動も再始動するなどアーティストとしての活躍にも大いに期待したいところだ。

画像: シンプルながらも堅牢な雰囲気が漂うジャケットは、フレンチワークウェアブランド「ル・ラブルール」とのダブルネーム ジャケット¥35,000、Tシャツ¥31,000、パンツ¥39,000、スニーカー¥20,000/ コム デ ギャルソン・ ジュンヤ ワタナベ マン コム デ ギャルソン TEL. 03(3486)7611 アイウエア¥36,300/オリバーピープルズ ルックスオティカジャパン カスタマーサービス フリーダイヤル:0120-990-307

シンプルながらも堅牢な雰囲気が漂うジャケットは、フレンチワークウェアブランド「ル・ラブルール」とのダブルネーム

ジャケット¥35,000、Tシャツ¥31,000、パンツ¥39,000、スニーカー¥20,000/ コム デ ギャルソン・ ジュンヤ ワタナベ マン
コム デ ギャルソン
TEL. 03(3486)7611
アイウエア¥36,300/オリバーピープルズ
ルックスオティカジャパン カスタマーサービス
フリーダイヤル:0120-990-307

「音楽は自分の中から詞やメロディを生み出していく作業なので、ゼロから完成形までひとりで作り上げていくものです。一方で俳優という仕事は、まず脚本があり、演出家がどういう考えで俳優を動かしたいかをこちらが読み取る作業が大切で、大勢で作り上げる仕事です。芝居を始めた頃は、それまで使ったことのない脳みそをフル回転させる必要があって、不甲斐ないと思うことが多々ありました。でも、完成させる楽しさは芝居も同じだと、音楽をやっていたからこそ実感できた気がします。自分の内にある引き出しの中から生み出す作業は音楽も芝居も一緒だと思っています。『ありがとう』という台詞を何パターン言えるか。『ありがとう』という歌詞にどういう音をのせるか。何百、何千パターンとある中からチョイスしていく作業は、どちらも同じことですから」

画像: 「若い頃の八郎は裕福ではないという設定だったので、衣装は同じセーターを1カ月も着ていました(笑)」 本格的なファッション撮影は初めてという松下だが、服好きということもあり、ポージングは堂に入っている。コットンリネンのベージュのオーバーシャツは、ヴィンテージのミリタリーシャツから着想を得たアイテム シャツ¥89,000、タートルニット¥62,000/メゾン マルジェラ メゾン マルジェラ トウキョウ TEL. 03(5725)2414

「若い頃の八郎は裕福ではないという設定だったので、衣装は同じセーターを1カ月も着ていました(笑)」 本格的なファッション撮影は初めてという松下だが、服好きということもあり、ポージングは堂に入っている。コットンリネンのベージュのオーバーシャツは、ヴィンテージのミリタリーシャツから着想を得たアイテム

シャツ¥89,000、タートルニット¥62,000/メゾン マルジェラ
メゾン マルジェラ トウキョウ
TEL. 03(5725)2414

 折悪しく、この春に開催する予定だったライブは延期となったが、松下自身は家にいる時間を楽しみつつ、準備を進めながら再開の時期を待ちわびているという。
「芝居と音楽がつながっているように、僕の中ではプライベートも仕事も同じように楽しい時間。ハッキリとした境目はないんです。今は暇さえあれば好きな絵を描いて過ごしています。音楽は届ける人がいてこそ成立するし、芝居は見てくださる人がいて完成する仕事。その方たちのことを想いながら、作り出す喜びを嚙みしめています。こんな楽しい仕事はないです。幸せです」

 厳しい局面にあっても決して絶えることのないクリエーションへの情熱。その炎は、松下洸平の内なる世界でこれからも静かに燃え続けていくに違いない。

HAIR BY HIRO TSUKUI(PERLE). MAKEUP BY YOSUKE NAKAJIMA(PERLE)

松下洸平(KOHEI MATSUSHITA)
1987年、東京都生まれ。美術系の専門学校を卒業後、2008年より「洸平」名義でシンガーソングライターとしてメジャーデビュー。翌年、ミュージカル「GLORY DAYS」で俳優デビュー。2010年には本名の「松下洸平」に芸名を改め、俳優としての活動を本格的に始める。趣味の絵は、コピックとアクリル絵の具を駆使した細密画を得意としている。延期となったライブや出演作の最新情報は公式サイトにて

 

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