2017年2月に開催されたミラノ・コレクションで話題だったトピックとは

BY MALINA JOSEPH GILCHRIST, TRANSLATED BY CHIHARU ITAGAKI

画像: ELI SCHMIDT

ELI SCHMIDT

7.「今こそ連帯を」強いメッセージを訴えたミッソーニ
 今シーズンのファッションウィークはどの都市も政治的なメッセージに満ちているけれど、ミラノでもっとも強く表明したのはミッソーニだ。会場入りしたゲストに配られたのは、同ブランドが特別にデザインした、トランプ大統領への抗議デモの象徴的存在であるプッシーハット。ショーの最後に家族とともに現れたデザイナーのアンジェラ・ミッソーニは、「ファッション界には連帯と勇気があることを、世界に示しましょう」と、普段のあいさつの代わりにマイクを手に持ち、女性の権利について情熱あふれるスピーチを行った。

画像: COURTESY OF MAX MARA

COURTESY OF MAX MARA

8.ヒジャブ姿のモデル、ハリマ・アデンが一躍スターに
 今シーズンはいつにも増して、多様性に満ちたモデルキャスティングが目立った。さまざまな年齢、体型、民族のモデルがショーに起用されるのは喜ばしい傾向だ。ミラノでは何と言っても、イスラム教徒である19歳のモデル、ハリマ・アデンが注目を集めた。ソマリア出身の両親のもとに産まれアメリカで育った彼女は、アルベルタ フェレッティとマックス マーラのランウェイにヒジャブを着用して出演。ちなみにNYではイーズィー バイ カニエ ウェストのショーに出演している。今後も多くのショーに出られるよう、がんばってほしい。

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