ミッソーニを両親から引き継いで21年目。ブランドのレガシーを守り、前進し続ける彼女の色鮮やかな思い出と、日々の暮らし

BY LINDSAY TALBOT, TRANCELATED BY CHIHARU ITAGAKI

画像: 「フロリダで食べたカニの爪を手にした私。イヤリングが左右で違うのは、私の好みなの」 COURTESY OF MISSONI

「フロリダで食べたカニの爪を手にした私。イヤリングが左右で違うのは、私の好みなの」
COURTESY OF MISSONI

「私の記憶は、虹色の思い出のモザイクのようなもの」と語る、アンジェラ・ミッソーニ。「ミッソーニ」のクリエイティブ・ディレクターに就任して、21年目。1953年、彼女の両親はイタリア北部のガッララーテの工房で作った簡素なV字の柄の織物から、このブランドを始めた。毛糸のスペース 染め技術のパイオニア的存在であり、その技術はブランドの代名詞である万華鏡のような色合いのニットを生む魔法の秘訣だ。アンジェラは10代の頃にコレクションを手がける母親につき従い、すぐに靴や帽子など小物のデザインを手がけるようになった。1997年にブランドを引き継いで以来、彼女は一族の レガシーを守り続けてきた。

ビーチウェアを発表したり、ラメ入りの毛糸を用いて軽量化したり、イブニング用に透け感のあるものを作ったりして、ジグザグニットをアップデートしてきた。また、“ミッソーニらしさとは何か”を具体化して見せた。南イタリアの海洋都市アマルフィを彷彿させる鮮やかな色彩のラグジュアリー なボヘミアンスタイル 。 カシミアやウールの高級な素材使い 。レイヤリングによるハッピーな花柄とゆがんだストライプ柄のミスマッチといった具合に。「私にとってミッソーニとは生まれたときから知っている、本能的に理解できるもの。研究したりする必要のないものです」と言う彼女は現在59歳、ブランドの“歩くアーカイブ”であり、ミッソーニのすべての生地、すべてのルック、すべての小物を正確に記憶している。その中から特にお気に入りの柄を選び、過去20年のコレクションで使ったコットンやウールを復活させ、2019年リゾート・コレクションのパッチワークコートに用いた。これはミッソーニの65周年を祝うアニバーサリー・コレクションにもなった。

 

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