BY JOHN WOGAN, ILLUSTRATIONS BY AURORE DE LA MORINERIE, TRANSLATED BY IZUMI SAITO
ファッションEC大手、ユークス ネッタポルテ グループ・ラグジュアリー部門の社長アリソン・ローニス。ニューヨークで育ち、現在はロンドンを拠点に活動する彼女は、幼い頃にヴィンテージ・ジュエリーの洗礼を受けた。「母は素晴らしいセンスの持ち主で、よく1930年代、40年代の金のブレスレットをはめていました。私はその一つを20年前に譲り受けて、それから自分でも集めはじめたんです」。
彼女がコレクションするのは19世紀以降のヴィンテージ・ジュエリーで、デザインサイト「1stdibs」から、アール・デコとベル・エポック専門のロンドンのオンラインショップ「The Jewel Gallery」まであらゆる場所から集めたものだ。ローニスは2007年に48歳で副社長としてNET-A-PORTER(ネッタポルテ)に入社し、2011年には社長に就任。メンズとウィメンズのサイトを統括する。今夏には、ハイジュエリーや高級時計を販売する招待制の専門ショップ「EIP プリヴェ」をネッタポルテ内に立ち上げた。
「夫の名付け親がちょうどこんな星座のペンダントを持っていて、それが長年忘れられなかった。ずっと似たものを探していて、昨年ようやく見つけました。獅子座は私の星座なんですよ」
「2001年に購入した私の最初のコレクションで、蛇のデザインに惹きつけられて以来、ずっと虜ね。どんな服にも合わせて、いつもはずさずに身につけています」