「シャンパーニュも食材のひとつ」――。そんな斬新なアイディアから生まれたスペシャルなイベント“Krug Encounters”。クリュッグ6代目当主に、クリュッグの新しい楽しみ方を聞いた

BY KIMIKO ANZAI, PHOTOGRAPHS BY MIDORI YAMASHITA

“至高のシャンパーニュ”として、ワインファンの熱い視線を集める「クリュッグ」。1843年の創業以来、ヨーロッパの王侯貴族や世界のセレブに愛されてきた。その理由は、創業者ヨーゼフ・クリュッグの「天候の違いに左右されることのない、豊かな表現をもった最高品質のシャンパーニュを造りたい」という哲学が生かされた唯一無二の味わいにある。それを体現するのがメゾンのフラッグシップ「クリュッグ グランド・キュヴェ」だ。120種以上のキュヴェ(一番搾り果汁)をアサンブラージュ、芳醇な味わいだが、その複雑性とスケール感の大きさからオーケストラのシンフォニーに例えられる。

画像: マリア・カラス、ココ・シャネル、ヘミングウェイなどにも愛されてきたシャンパーニュ。10年から15年にわたる収穫年の違う120種類以上のキュヴェをアサンブラージュ。その際、4000のキュヴェをテイスティングするという。ハチミツやブリオッシュ、スパイスなどの香りが溶け込み、複雑性のある香り。果実味も豊かで、芳醇な味わい 「クリュッグ グランド・キュヴェ」<750ml>¥29,000 MHD モエ ヘネシー ディアジオ TEL. 03(5217)9737

マリア・カラス、ココ・シャネル、ヘミングウェイなどにも愛されてきたシャンパーニュ。10年から15年にわたる収穫年の違う120種類以上のキュヴェをアサンブラージュ。その際、4000のキュヴェをテイスティングするという。ハチミツやブリオッシュ、スパイスなどの香りが溶け込み、複雑性のある香り。果実味も豊かで、芳醇な味わい
「クリュッグ グランド・キュヴェ」<750ml>¥29,000
MHD モエ ヘネシー ディアジオ
TEL. 03(5217)9737

 この伝統を継承しつつ、さらにメゾンの“進化”に取り組んでいるのが、6代目当主のオリヴィエ・クリュッグ氏だ。彼がメゾンを継承してからというもの、数々の新しい取り組みに着手してきた。そのひとつが「クリュッグ アプリ」だ。これは、ボトルの裏ラベルに印字されている6桁の“クリュッグID”をクリュッグアプリに入力すると、ブレンドされているヴィンテージやデゴルジュマン(澱引き)時期など、ボトルの情報をつぶさに知ることができるというもの。また、「ミュージックペアリング」が楽しめるなど、斬新なアプリも搭載し、新しいクリュッグの楽しみ方を提案している。

画像: 6代目当主オリヴィエ・クリュッグ氏。1991年に来日、2年間輸入会社に勤務したオリヴィエ氏は、自らソムリエやシェフ、ジャーナリストに会ってクリュッグを紹介。今の日本での「クリュッグ」人気は、彼の努力の賜物でもある。「日本市場は、私の子どものようなもの。ですから、毎年来日し、ひとりでも多くの方々とお会いしたいと思っています。いわば、私の“パトロール”ですね(笑)」

6代目当主オリヴィエ・クリュッグ氏。1991年に来日、2年間輸入会社に勤務したオリヴィエ氏は、自らソムリエやシェフ、ジャーナリストに会ってクリュッグを紹介。今の日本での「クリュッグ」人気は、彼の努力の賜物でもある。「日本市場は、私の子どものようなもの。ですから、毎年来日し、ひとりでも多くの方々とお会いしたいと思っています。いわば、私の“パトロール”ですね(笑)」

 去る9月、修善寺の名旅館「あさば」において、「Krug Encounters」と銘打ったイベントが行われた。クリュッグと音楽、食材を融合させることで、クリュッグの深い楽しみ方を追求するという意欲的な試みだ。クリュッグの世界観をイマジネーション豊かに体験できる。フランス、韓国、イタリア、スイス、イギリスなど世界各地で開催されており、日本は6か国目の訪問国だという。興味深いのが、“Food”として毎年選ばれる単一食材だ。今年選ばれた食材は「Fish」。これをテーマに、“クリュッグ アンバサダー”のひとり「鮨処 多田」の多田幸義氏と「あさば」による料理が用意された。

画像: スペシャルな宴の幕開けは、「あさば」の能舞台から始まった。coba氏のアコーディオンによる「カヴァレリア・ルスティカーナ」の哀愁に満ちた旋律が、「クリュッグ グランド・キュヴェ」の複雑性を際立たせる

スペシャルな宴の幕開けは、「あさば」の能舞台から始まった。coba氏のアコーディオンによる「カヴァレリア・ルスティカーナ」の哀愁に満ちた旋律が、「クリュッグ グランド・キュヴェ」の複雑性を際立たせる

画像: 料理の始まりを飾ったのは、「あさば」によるあわびの塩蒸し、銀杏と小柱の素揚げ、ぼたんえびのウニ・キャビア添え。秋の始まりを感じさせる贅沢な一品 COURTESY OF MHD MOËT HENNESSY DIAGEO

料理の始まりを飾ったのは、「あさば」によるあわびの塩蒸し、銀杏と小柱の素揚げ、ぼたんえびのウニ・キャビア添え。秋の始まりを感じさせる贅沢な一品
COURTESY OF MHD MOËT HENNESSY DIAGEO

 

This article is a sponsored article by
''.