さまざまな分野で活躍する“おやじ”たち。彼らがひと息つき、渋い顔を思わずほころばせる……そんな「おやつ」とはどんなもの? 偏愛する“ごほうびおやつ”と“ふだんのおやつ”からうかがい知る、男たちのおやつ事情と知られざるB面とは。連載第7回はTORIBA COFFEE代表 鳥羽伸博さん

BY YUKINO HIROSAWA, PHOTOGRAPHS BY TAKASHI EHARA

 旅好きの鳥羽さん、昨年はロサンゼルス、ニューヨーク、イスラエル、ハワイ、ロンドン、パレスチナ、平壌、北京、ジャマイカ、メキシコ…… と、一年の3分の1を海外で過ごした。「海外では、遊びの時間はレコード店や古着屋やマーケットをのぞいたり、街をそぞろ歩いています。何がどこにあって、どう探すか、ぱっとわかるくらいいろんな街を歩いてきたと思うから、『トリバコーヒー』で何か面白いことをしたいなと思ったとき、必要なアイディアみたいなものはすぐに湧いてくるし、それをどう実現させるかまでの道のりは短いと思います」

 海外ではヴィーガン対応の店も増えてはきたけれど、移動中や飛行機内の食事では困ることも。「そんなときに秀逸なのが『手揚げもち』。お米の旨みが強く、脂っぽくなくて香ばしく、塩気がきつくない。持ち歩きしやすいパック入りのしお味を選びます」

画像: 「手揚げもち(しお)」<250g>¥540 七越製菓 TEL. 048(852)3753 www.nanakoshi.co.jp

「手揚げもち(しお)」<250g>¥540
七越製菓
TEL. 048(852)3753
www.nanakoshi.co.jp

 考え方も行動も、どこまでも自由で軽やか。「本来の気質というよりは、『IDEE』の創業者である黒崎輝男さんなど、時代をつくってきた諸先輩方にたくさん話を聞き、インデペンデントであることの思想や方法を学んだからかもしれません。『トリバコーヒー』も、店を大きく造る必要も、豆の種類をたくさん揃える必要もなく、コンセプトをきちんと持ってそれを伝えることが大事だ、と思っています。ちなみに僕の根底にあるのは“コーヒーは主役じゃない”ということ。きちんとおいしく淹れたコーヒーが、おやつをはじめいろいろなものに寄り添うことで、楽しい時間を支えられたらいいな、と思うんです」

 コーヒーとともに世の中に転がるワクワクを巻き込んで、楽しいうねりを作っていく。これからどんなものを巻き込んでいくのか? この人の興味の矛先と動向から、やっぱり目が離せない。

鳥羽伸博(NOBUHIRO TORIBA)さん
TORIBA COFFEE代表。1977年東京都生まれ。高校卒業後渡英、8年の滞在を経て帰国。帰国後は家業であるコーヒーの業務に従事し、2014年にコーヒー豆専門店 「トリバコーヒー」をオープン。その他、「はまの屋パーラー」「Ginza Music Bar」も手がける。音楽、ファッション、アートなど、さまざまなカルチャーへの造詣も深い www.toriba-coffee.com
PHOTOGRAPH BY YUKINO HIROSAWA

 

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