外資系ブランドホテルの進出が続く京都。なかでも注目を集めるアメリカ発のエースホテルが、コロナ禍による開業延期を乗り越えてソフトオープンを迎える

BY JUN ISHIDA, PHOTOGRAPHS BY YOSHIHIRO MAKINO FOR ACE HOTE

 世界のホテル業界に新しい風を吹き込んだエースホテルが、いよいよアジア初上陸を果たす。その場所は、日本の京都。歴史的建造物<旧京都中央電話局>の一部を保存し再開発された〈新風館〉内に登場する。当面はプレビュー期間として一部の施設を除く営業となり、2020年後半にグランドオープンの予定だ。

画像: 館内には、それぞれアメリカの著名なシェフが監修する3つのレストランとコーヒーショップを備える。写真はウェス・アヴィラによるメキシカン・ルーツのバー&タコスラウンジ「PIOPIKO」 ※プレオープン期間は、ナオミ・ポメロイによるメインダイニングは未開業。残り2つのレストランでは特別メニューを提供

館内には、それぞれアメリカの著名なシェフが監修する3つのレストランとコーヒーショップを備える。写真はウェス・アヴィラによるメキシカン・ルーツのバー&タコスラウンジ「PIOPIKO」
※プレオープン期間は、ナオミ・ポメロイによるメインダイニングは未開業。残り2つのレストランでは特別メニューを提供

 プロジェクトの建築デザイン監修は隈研吾、ホテルの内装デザインは、エースホテルの長年のパートナーであるLA拠点のコミューンデザインが手がけた。「East Meets West」をコンセプトとする客室内(全213室)には、染色工芸家の柚木 沙弥郎(みのき さみろう)をはじめ、国内外のアーティストによるオリジナルアートや家具が取り入れられている。

画像: エーススイート・リビングルーム。和のエッセンスがモダンに取り入れられた客室には、世界の他のエースホテルと同様に音楽関連のアイテムも置かれている

エーススイート・リビングルーム。和のエッセンスがモダンに取り入れられた客室には、世界の他のエースホテルと同様に音楽関連のアイテムも置かれている

画像: ヒストリックキング・バスルーム。アメニティにはukaのオリジナルアイテムを揃える

ヒストリックキング・バスルーム。アメニティにはukaのオリジナルアイテムを揃える

 また、ローカルコミュニティとのつながりを大切にする同ホテルの象徴であるラウンジスペースは、PCを開いて仕事をしたり、コーヒー片手に読書をしたりと、旅行者だけでなく地元の人々も自由に利用できる空間となる。〈新風館〉もさまざまなショップを備えた複合施設として生まれ変わり、京都の新たな観光拠点、カルチャー発信の場として注目を集めそうだ。

※ プレオープン期間として、6月11日(土)より施設を一部制限して営業。グランドオープンは2020年後半を予定

エースホテル京都
2020年6月11日(土)プレオープン
住所:京都府京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町245-2
料金:¥30,000〜(1泊1室スタンダードキングの1室名の室料、サービス料・消費税別)
※ 開業特別レートのため、時期により変動
電話:075(229)9000
公式サイト

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