全国で異彩を放つ作家たちの作品を紹介するKEITA MARUYAMA「CASA KEITA -美しい仕事展-」が6月16日(木)より4日間、東京・南青山の「丸山邸 MAISON de MARUYAMA」にて開催。デザイナー・丸山敬太の目線を通して伝統的な手仕事の世界に浸る

BY EMI ARITA

 近年は、KEITA MARUYAMAとしての活動だけに留まらず、ファッションの枠を超えて、“食”や“住”への活動の場を積極的に広げているデザイナーの丸山敬太。そんな自身の考えや世界観を自由に表現するコンセプト型ショップ「丸山邸 MAISON de MARUYAMA」で開催される本展では、陶芸・木工・硝子など丸山の審美眼によって集められた10組以上の作家たちの作品を紹介。

画像: 釉薬で描いた環の連なりが溶けて花びらのような文様となる『環流し』を得意とする岩崎龍二の作品。釉薬の濃淡や結晶化した粒子が美しく煌めく

釉薬で描いた環の連なりが溶けて花びらのような文様となる『環流し』を得意とする岩崎龍二の作品。釉薬の濃淡や結晶化した粒子が美しく煌めく

 ヴィンテージ、骨董、伝統工芸を取り入れた空間演出とともに展示されるのは、丸山の依頼により今回のために製作されたさまざまな器たち。素材や質感、色や形など、作家たちの個性が光る作品の数々は、伊万里焼や江戸切子、竹細工などの伝統技法や文化が息づく美しい手仕事によって生まれたもの。日々の暮らしを彩りながら、生き生きとした生命力を感じる作品に出会えるはずだ。

出展作家一覧:【陶芸】中里博彦・博恒、岩崎龍二、浜野まゆみ、照井壮、田中信彦 【木工】佃眞吾 【漆】やのさちこ 【硝子】有永浩太、小林裕之・希 【竹】橋本晶子 【江戸切子】太武朗工房【刺繍】紅会 【骨董】利菴

画像: 『色のうつわ』と名付けられた淡く繊細な色が溢れる作風の田中信彦の作品。青色、紫色、赤色、緑色、黄色と多彩な色でカラフルな色合いが特徴

『色のうつわ』と名付けられた淡く繊細な色が溢れる作風の田中信彦の作品。青色、紫色、赤色、緑色、黄色と多彩な色でカラフルな色合いが特徴

画像: 漆、蒔絵作品を制作するやのさちこの作品。伝統工芸で用いられる蒔絵や螺鈿の技術を生かした作風で、日々の食卓を彩る器や道具を生む

漆、蒔絵作品を制作するやのさちこの作品。伝統工芸で用いられる蒔絵や螺鈿の技術を生かした作風で、日々の食卓を彩る器や道具を生む

画像: 熟練の職人の確かな技術と現代の感性を融合したオリジナリティ溢れる江戸切子を創り出す太武朗⼯房の作品

熟練の職人の確かな技術と現代の感性を融合したオリジナリティ溢れる江戸切子を創り出す太武朗⼯房の作品

画像: 韓国でオンギ(キムチ壺)修行を経験した照井壮の作品。有田焼ならではの磁土や釉薬をベースに、モダンなエッセンスが光る COURTESY OF KEITA MARUYAMA

韓国でオンギ(キムチ壺)修行を経験した照井壮の作品。有田焼ならではの磁土や釉薬をベースに、モダンなエッセンスが光る
COURTESY OF KEITA MARUYAMA

KEITA MARUYAMA「CASA KEITA -美しい仕事展-」
会期:6月16日(木)~19日(日)
会場:丸山邸 MAISON de MARUYAMA
住所:東京都港区南青山4-25-10
時間:11:00~19:00
電話:03- 3406-1935

T JAPAN LINE@友だち募集中!
おすすめ情報をお届け

友だち追加
 

LATEST

This article is a sponsored article by
''.