滑走路の果てから、エストニアの未来に向かって勇敢に立ち上がるミュージアムの屋根を眺める。
独特の硬いコンクリートを踏みしめる足もとから、世界にたったひとつしかない場所の記憶が、
強く感じられる地点だ。冬の間は滑走路が白銀で閉ざされるが、
「それはそれで美しいものがありますよ」と田根は言う。
その言葉は負の遺産を美に変えることすらできる、建築が持つ力への礼にも聞こえた
PHOTOGRAPH BY TAKUJI SHIMMURA
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