BY EMI ARITA
ハンス J. ウェグナーの「CH006」
デンマークの巨匠ハンス J. ウェグナーが1982年にデザインしたダイニングテーブル「CH006」は、飽きのこないスタンダードなデザインと、天然木の温もりを存分に味わえる作品。素材はビーチまたはオークの無垢材からセレクト可能。使い込むほどに深みのある色へと風合いが増していく無垢材の表面は、驚くほどに滑らかで、使い心地の良さを追求したウェグナーのクラフトマンシップが感じられる。
また、天板は両端を折りたたむことができるエクステンションタイプになっており、両側を広げると最大8人掛けとして使用可能。シーンに合わせた使い方ができる機能的なダイニングテーブルには、「CH24(Yチェア)」をはじめ、ウェグナーの名作椅子をセットしてコーディネートを楽しみたい。
カール・ハンセン&サン フラッグシップ・ストア 東京本店/大阪
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マリオ・ベリーニの「ラ バシリカ」
四角い天板と、6本の四角い脚の組み合わせで、まるで建築物のような端正なフォルムが美しい「ラ バリシカ」。イタリアデザイン界を牽引する建築家・デザイナーのマリオ・ベリーニがデザインしたもので、ベリーニ自身もミラノのスタジオで執務用テーブルとして愛用している。
その重厚感のあるフォルムと共に、年月を重ねるごとに深みを増していく、天然木の美しさを愛でることができるのも「ラ バリシカ」の魅力。素材はアッシュ材で、奥行き78.5cmの6本脚と、105cmの8本脚からセレクトできる。
カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
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ジャン・プルーヴェの「ゲリドン」
3本のスタイリッシュな脚が印象的な「ゲリドン」は、フランスを代表するデザイナー、ジャン・プルーヴェが1949年にデザインしたテーブル。無駄のない構造美を追求し、スチール製の作品を多く手掛けてきたプルーヴェにとって「ゲリドン」は、木材でも自身が求める構造美を実現できると証明した作品であり、プルーヴェのデザイン哲学を存分に楽しめる作品となっている。
無垢材の天板は、ナチュラルオーク、アメリカンウォルナット、スモークドオークの3種よりセレクト可能。サイズは直径105cmと、コーヒーテーブルにちょうどいい直径90cmの2種。
ヴィトラ
TEL. 0120-924-725
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セシリエ・マンツの「エッセイテーブル」
タイムレスな美しさで洗練の空間を叶える名作ランプ「カラヴァッジオ」など、様々なプロダクトデザインを手掛けるデンマーク出身のデザイナー、セシリエ・マンツ。2009年にデザインした無垢材の「エッセイエーブル」も、どんな空間もおしゃれに設えてくれるエレガントな佇まいが魅力の作品。
椅子を8脚までセットできる長方形の天板と、四角を描く2本のベースというシンプルな構造だが、天板とベースの間には黒い金属パーツがあり、天板が少し浮いて見えるようにデザインされているのも特徴。カラーはナチュラルオイル仕上げとホワイトオイル仕上げの2種。また、両端にブラックラミネートのエクステンションリーフ(延長天板)をつけることもできる。
フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
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アルヴァ・アアルトの「テーブル 90A」
20世紀を代表する北欧の建築家・デザイナーのアルヴァ・アアルトが1933年に手がけた「テーブル 90A」は、フィンランドのバーチ材の普遍的な美しさと、空間を選ばないスタンダートなデザインで誕生以来世界中で愛されている名作。
どこから眺めても美しい端正な円形の天板を支える脚は、アアルト作品を象徴する曲げ技技術「L - レッグ」を採用。サイズは直径100cmとコンパクトなため、ダイニングテーブルとしてはもちろんのこと、コーヒーテーブルや、子供部屋などのデスクにするのもおすすめ。天板はナチュラルラッカー仕上げのほか、ホワイト ラミネート、ブラック ラミネート仕上げの全3種から選べる。
アルテック
TEL. 0120-610-599
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深澤直人の「MALTA」
厚さ30mmの天板は無垢の板材を横方向に繋ぎ合わせることで、木の持つ豊かな表情と、使い込むごとに生まれる風合いを楽しむことができる「MALTA」は、日本を代表するプロダクトデザイナー、深澤直人がデザインしたテーブルシリーズ。シンプルなパーツで構成された安定感のあるフォルムにより、どんな椅子でもコーディネートしやすいのも魅力だ。
脚は、艶をおさえたマットブラックのスチール脚と木製の天板のコントラストが美しい「スチールレッグ」タイプと、無垢材の温もりあふれる「ウッドレッグ」の2種。サイズは、幅180cm、200cm、220cm、240cmの全4種からセレクトできる。インテリアや好みに合わせて、脚部とサイズのセレクトを。
マルニ木工
TEL. 03-5614-6598
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アルネ・ヤコブセンの「エッグテーブル」
北欧モダンを代表するデザイナー建築家・デザイナーのアルネ・ヤコブセンが1952年にデザインした「エッグテーブル」。自らデザインした名作椅子「アリンコチェア」とセットで使うことを想定してデザインしたテーブルで、木目が美しいウォルナット材の天板と、ポリッシュされたクローム脚の組み合わせによる、モダンな佇まいが印象的。
不思議な楕円形の天板は、「アリンコチェア」や「ドロップ」などの作品にも通じる、ヤコブセンらしいアイコニックなフォルムを描く。一般的なダイニングチェアを3脚セットするとちょうどいい、コンパクトなサイズ感は現代の住まいにもマッチ。ダイニングテーブルとしてはもちろんのこと、ワークデスクにもおすすめ。
フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
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