アンソニー・エステベスは、パートナーのジュリー・オロークと小さい息子のディオゴとともに、「すすの家」と呼ぶ家に住んでいる。メイン州スプルース・ヘッドの私有地に建つ3軒の建物のうちの1つだ。建物の主要部分のファサードに、すすを原料にした日本式のペンキを塗ったことから、その名がついた。そのペンキは、すすに水と柿を加えて発酵させたもので、抗菌性があり、防水性と防腐性も併せ持つ。剥がれたり砕け落ちたりすることはなく、長い年月をかけて「埃のように散っていく」だけだという
PHOTOGRAPH BY GRETA RYBUS
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