アンディ・ウォーホルと仲間たち、1965年
「アンディ・ウォーホルがパリでの2 回目の個展に、自分のスタジオ『ファクトリー』の仲間たちと訪れたときの写真よ。私のオフィス『グラマー』の隣にあるブルゴーニュ・ホテルで大騒ぎのパーティ。彼らはベッドの上やバスルームの中でポーズをとった。この一行は60年代の半ばから末にかけてよくパリに来ていたわ。アンディは銀髪のかつらがトレードマークだったけど、この写真ではつけていないわね。彼はフランスではまだあまり有名ではなく、でも名を知られ始めていた。肖像画を依頼してくれるお金持ちを常に探していたわ。イーディ・セジウィックのような取り巻きと毎晩、ル・セットやカステル、レジーネといったナイトクラブへ繰り出すの。そこにはフランスの貴族、モデル、ハンサムなジゴロといった、美しい人々ばかりが出入りしていたわ」
PHOTOGRAPH BY MARY RUSSEL