オフィスに戻ると、ハリスは手書きのメモやアイデアをパソコンに書き写す。ここで彼女は「匂いを嗅ぐ時間」を過ごし、フレグランスの構想を練る。香りのレシピを構成する成分を調合し、比べてみるのだ。パフューマー Hの香りはどれも、40ほどの異なる精油からでき上がっている。精油にはそれぞれのコードがある。フランスのグラースにあるロベルテ社のコードブックに準じたこのコードに従って、香りの処方が書き出される。処方が完成すると、上階のラボで計測したのちにロベルテ社に提出することになる。最終的にフレグランスが完成するまでの、長い道のりの第一歩だ。試作した香りを嗅ぎながら、彼女は言う、「考えているのは、どうしたらすべての香りが生きるかということ。相乗効果が生まれているか? 物語を伝えられているか?――私たちはこうやって香りを作るよう学んだのです」
PHOTOGRAPH BY JAMIE STOKER
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