RECIPE BY YOKO ARIMOTO, PHOTOGRAPHS BY YUKI SUGIURA, TEXT BY MIKA KITAMURA

生地を練らないことで、サクサクほろほろに
「イギリスでは、スコーンは家庭でさっと作って焼きたてをいただきます」と有元さん。さっくり、ほろほろ。スコーン独特の口当たりに仕上げるには、粉に、冷たいバターとヨーグルトを軽く合わせ、作業を手早く行うのがコツ。あれば、フードプロセッサーを使うと便利。
生地をまとめたのち、まな板の上で半分に切っては重ねるを2~3回繰り返す。「このとき、決してこねたり練ったりしないことがポイントです」。
以前、スコーンを焼こうとしたら牛乳も生クリームもなくて、冷蔵庫にあったヨーグルトを使ってみたら、酸味が加わって食感も軽やかに仕上がったのだそう。「以来、粉類とバターをまとめるための水分として、ヨーグルトを使っています。なければ、牛乳や生クリーム、水でもいいのです。そして、生地は型で抜かず、適当に切るだけ。スコーンは、そんな気楽さで作るのがいいですね」
<材料つくりやすい分量>
薄力粉 2カップ
A ベーキングパウダー 小さじ2
グラニュー糖 大さじ11/2
バター 100g
ヨーグルト 80㎖〜
打ち粉と手粉用小麦粉 適量
<下準備>
バターは冷やしておく。
天板にオーブンペーパーを敷く。
オーブンを175℃に余熱する。
大きなまな板(作業台でも)に打ち粉をする。
<作り方>

1フードプロセッサーにAを入れて、2〜3回パルス(瞬間的に1〜3秒間作動)する。これで粉をふるったことになる。バターを大きめに切って加え、5〜6回パルスして、粉の中にバターが切り込まれた状態にする。ヨーグルトを2〜3回に分けて加え、その都度パルスする。ポロポロになり、手でまとまる状態になったら、フードプロセッサーからまな板の上に出す。手粉をしてから四角くまとめる。

21を半分に切り、上下に重ね、四角くまとめる。この作業を4〜5回繰り返し、生地を四角くまとめる。
可能であれば、生地をラップに包み、冷蔵庫で30分~1時間ほど休ませると生地が落ち着き、よりおいしく焼きあがる。

3好みの大きさに切り分け、175℃のオーブンで15〜20分、薄い焼き色がつくまで焼く。

4器に盛り、ジャムやメープルシロップ、クロテッドクリームなど好みのものを添える。

有元葉子(ありもとようこ)
料理家。素材を生かしたシンプルで力強い料理と、環境にも配慮した心地よい暮らし方に多くの共感が集まり、著書は100冊を超える。使いやすく美しい調理道具「ラバーゼ」シリーズを提案し、東京でセレクトショップ「SHOP281」を経営。イタリア・ウンブリアと信州にも家を持ち、東京と信州、イタリアでの生活を楽しむ。
公式サイトはこちら
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