TEXT AND PHOTOGRAPHS BY NAMI IKUMA
vol.1 髪匠アンティーナ
美容賢者を虜にする老舗サロンのヘッドマッサージ
「キタノホテルのヘアサロンのヘッドスパがいい!」
美容の目利きから、噂には聞いていたものの、先日も人気のヘア&メークアップアーティストさんに「とにかくいいから!」とのダメ推しが。連載初回にもっともふさわしい!と訪れたのは、永田町にあるザ・キタノホテル東京。
お目当てはB1Fにある美容室、「髪匠アンティーナ」。1915年から六本木で続く老舗の美容室だが、ザ・キタノホテル東京の建て替えに伴って、こちらに移ってきたのだそう。迎えてくださったオーナー美容師の荒場俊介さんは、創業者の曽祖父・荘三郎氏から数えて4代目。創業から108年…往年のマダム達の美を担ってきた、まさに日本のヘアサロンのパイオニア的存在なのだ。
頭皮ケアでゴワゴワくせ毛も美髪に!
単にヘアデザインを提案してきただけではなく、髪を美しく保つための頭皮ケアに携わってきた歴史もこれまた長い。なんと50年ほど前からヘッドマッサージを取り入れており、現在もその手技のベースは変わっていないというから、経験と年季が違う。なんでも、中3トリオでブームを呼んだ森昌子さんの硬毛系くせ毛を、こちらのヘッドマッサージと植物由来のシャンプーだけで髪質改善し、ナチュラルなボブにしたという伝説があるのだ。縮毛矯正なんか存在しないころの話だから、当時いかに画期的だったかは想像がつく。
「今のヘッドスパはリラックスのイメージが強いのですが、ヘッドマッサージの効果はそれだけではありません。頭皮を健やかにすれば髪質まで変えるほどの力があるんですよ」(荒場さん)。
伝説からのこの話、ものすごい説得力である。日本の頭皮ケアは最近のブームのような印象があるけれど、かくも深い歴史があり、手技とシンプルなケアでもきちんと結果が出せることを証明している。
薄毛や白髪も頭皮のキレートで豊かな髪に
そんなホンモノの“髪匠”のヘッドマッサージは、育毛メニューと美髪メニューに組み込まれているという。こんなときは、迷わず育毛を選ぶ私。この年齢になると、今ある髪より未来の髪が大事だからだ。
「薄毛や細毛、くせ毛、頭頂のつむじの割れが気になる方におすすめなのが、キレートマトリックスヘッドマッサージです。細胞から活性する若返り成分のNMNと同じ働きをする『マトリックス美容液』をヘッドマッサージとともに頭皮に浸透させます」(荒場さん)。
若返り成分として最近話題のNMNと同様の細胞活性に有効な『マトリックス美容液』の作用を最大限に引き出す為に老廃物や体内重金属を排出するキレートを直前に行う。そして若いころのような頭皮に戻すように働きかけるのだ。NMNってサプリメントや点滴で摂取するものかと思っていたけれど、頭皮に直接塗っても効果があるとは…なんと万能なのだろう。
こんなメディカルレベルの最新成分と、髪質をも変える伝説のヘッドマッサージの融合だなんて…日本で受けられる最高の育毛メニューでは…?
「1回の施術で効果が出るものではありませんが、最初のうちは2週間に一度くらいの頻度で通っていただき、自宅でのホームケアサプリメントも続けていただけると、3か月ほどで効果が出てきます」(荒場さん)。
目に見えて違いが出るので、男女ともに満足度が高いメニューなのだそう。
育毛エッセンスと匠のマッサージで一気に小顔化
いよいよ私もメニューにトライ。分け目と頭頂部を中心に『マトリックス美容液』の薬剤を塗布してから、伝説のヘッドマッサージへ。ぎゅーっと指先で圧をかけられると、じわーっとコリがほぐれていく。まるでズレた頭蓋骨を正しい位置にはめ直してもらっているような心地よさ。今日は絶対に眠るまいと心に決めてやってきたわりには、意識がしょっちゅう宇宙に飛んでしまい…詳しく説明できない…すみません。
至福の時間は約20分。終了後に鏡を見ると、ひとまわりくらい小顔になっているような気がして思わず二度見!フェイスラインはシャープになり、血行が上がって、肌のくすみが一皮向けたみたいなむきたまご感は期待以上!
頭のモヤモヤし淀みが流れて行ったような、頭皮と脳内のスッキリ感といったら!美容賢者たちが噂していたのは、これだったのね!
さらに最新機器で髪と肌を潤いで満たす
次はハイドレイドという機器で、極上の潤いを頭皮と髪に補給。水分をスチームの粒子の1000/1の大きさの微細な粒子にして、浸透させる最新のマシンだ。しかも使うお水はミネラルたっぷりの天然温泉水を独自にプラス。髪の芯まで水分が浸透するので、外側からコーティングするトリートメントとは違い、頭皮と毛髪に平均2週間以上は保水された状態が続くという。15分間浴びているだけだけど、まさに頭皮と髪のフルコースメニューだ。
締めはやはり匠ならではの極上のシャンプー。開放感のあるスペースで、最高に心地いいフルフラットベッドに横たわり、これまた芸術的な手技で髪を洗っていただく。ああ、幸せすぎる…。
見てください、この輝き!私の髪はうねりのあるくせ毛で、いつもアイロンで巻いたりストレートにしたりとブローが欠かせない。ただ乾かしただけなのに、こんなにするりんとまとまるとは…恐るべし、髪匠。
磨き上げられた独自の頭皮マッサージ技術に、最新の科学を取り入れてアップデートしている今回の育毛コース。薄毛には悩んでいるけれど、美容医療を受けるほどではない。でも普通のヘッドスパで育毛まで効果が出るのか心配…そんな人にはぜひ体験してみてほしい。
■今回体験したヘッドスパメニュー
・キレートマトリックスヘッドマッサージ ¥6,600
・ハイドレイド ¥3,850
髪匠アンティーナ
住所:東京都千代田区平河町2-16-15 ザ・キタノホテル東京B1
時間:10:00〜18:00
※カット17:00まで、カラー・パーマ16:00まで、その他特殊施術は要問い合わせ。
定休日:火曜、他1日
TEL. 03-6261-7175
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vol.2 ヴェール デ ネロリハーブ
ヘッドスパで更年期不調は何とかなる?
夏が暑すぎたせいだろうか……。
ここ最近、偏頭痛やらホットフラッシュやら、冷えやら、典型的な更年期症状がフルコース状態でやってくる。こんなときはストレスリリースだけでなく、体を整えるようなホリスティックなアプローチが必要かもしれない。そう思い立って、今回選んだのがこちら、「ヴェール デ ネロリハーブ」。
ここは植物療法に基づいたヘッド&ヘアケアが受けられる美容室。モデルや美容家などに多くの顧客をもつハーブの専門店「ネロリハーブ」がプロデュースする直営店だ。ヘッドスパの前に、まずは「ネロリハーブ」を紹介せねばなるまい。
植物療法士のハーブ専門店が監修
「ネロリハーブ」とは植物療法士の菅原あゆみさんが主宰するハーブの専門店。子どもの頃から何度も英国に渡り、植物の効能と使い方を実地で習得してきた植物のエキスパートだ。
英国式植物療法をベースに、漢方、和漢の考え方も取り入れ、カウンセリングをもとに、その人にぴったりのハーブの“処方箋”を作ってくれる。
イギリスの植物療法は、大切な家族のために庭の植物を使って体を整える伝統的な家庭の医学。ハーブティーや精油、チンキ(アルコールで抽出した飲用する植物エキス)など、キッチンで植物の有効成分を抽出して薬や化粧品を作る。効率を追い求めてきた現代人からすれば、一見面倒に思われるが、ホンモノの植物がもつパワーは強烈だ。逆に現代においては、とても贅沢な健康法だといえる。
「化粧品や薬を手軽に買えるようになった現代でも、上流階級の方は庭の植物を使った植物療法をされています。エリザベス女王も最後まで若々しく、亡くなる直前までお元気でしたよね。伝統的な英国の植物療法で現代病を予防なさっていたといわれています」
そう話してくれた菅原さんご自身も、健やかさがみなぎり、内側から湧きでるような艶やかさをもっている。
なぜ植物療法でヘッドスパをするのか?
そんな「ネロリハーブ」で厳選した植物を使ってヘッドスパができるのが「ヴェール デ ネロリハーブ」。担当してくれるのは、ヘッドスパニストで美容師の正井亜希さん。
「植物はすべて自生地産と製法にこだわって集めた無農薬のもの。植物そのものの力があるので、施術自体はとてもシンプルなんです。毛穴のおそうじをして、栄養を与えて、マッサージで筋肉に働きかける。それだけで、薄毛や髪の傷みなどでお悩みの方も、たった1回で変化があったと驚かれる方も多いです」(正井さん)
ヘッドスパを植物療法で行うことのメリットを聞いてみた。
「現代生活では、知らず知らずのうちに体に不必要なものを取り込みがちです。ほとんどは排出されるものの、体内に残留してしまうものもあります。それらは特に毛穴や皮脂腺に残留し、その60%以上が頭部に集中しているといわれています。植物の力は、残留物をデトックスして、栄養を与えて元気な髪を取り戻すのに最適なんです」(正井さん)
髪は体の排出器官でもある。スムーズな排出を促すことで、体全体の健康にも繋がる。つまりヘッドスパは単なるリラクゼーションではなく、キレーションでもあるのだ。しかも植物の香りで癒されながらとなれば、当然副交感神経も優位になり、体が排出モードに傾いてくれるに違いない。自律神経の不安定さを感じる更年期の私がここに来たくなったのは、極めて自然なことなのかも。
植物100%でまずはデトックスから
前置きが異常に長くなってしまったが、メニューの内容を紹介しよう。今回私がお願いしたのは、ヘッドスパフルコース。初めての方にもおすすめの、植物の力をまるっと体験できる、幕の内メニューだ。
まずは頭皮をアロマスキャルプマッサージでやわらかくほぐして、排出しやすく受け入れやすい頭皮の準備をする。精油もその人の頭皮と髪に必要なものを厳選。滞りが見られる人にはバジルやローズマリーなどの血行促進ブレンド、皮脂バランスが悪い人にはイランイランやローズゼラニウムのブレンドといった具合だ。精油のおかげかいつものマッサージより頭皮がよく動くのを感じる!
次はヘアパックで毛穴のおそうじ。ケミカルデトックスパック、ミックスクレイ&ハーブパック、ベントナイトスペシャルパックと、こちらもその人の髪と頭皮の状態から3種類のブレンドが用意されている。私はデトックスをしながらハリコシもアップするフィトスペシャルにトライ。
ノーカラーヘナ、シカカイ、ニームリーフなど保湿に特化した組み合わせのハーブパウダーを、使う直前にブレンドしてパックにする。ここにブレンドオイルやチンキなどもジャバジャバ入るので、いったい私1人のためにどれだけの植物成分を使っているのか…...想像がつかない。植物の香りもパワフルでフレッシュ。目を閉じれば都会にいることを忘れ、自然の中で大の字になって寝転んでいるような気分だ。
これだけ植物を贅沢に使っているのに「ネロリハーブ」も「ヴェール デ ネロリハーブ」も驚くほどリーズナブル。効果をしっかり感じてほしい、続けられるようにというサロンの誠意が伝わってくる。マシマシの盛りでパックをのせたら、スチーミングで頭皮と髪にしっかり浸透させる。
頭皮から栄養たっぷりのハーブティーを「飲む」!
植物のシャンプーでパックを流し、毛穴がすっきりきれいになったところで最後に栄養たっぷりのハーブティーのかけ流しで頭皮と髪にごちそうを与えてあげる。口からではなく、頭皮から飲ませるのだ。頭皮は体の中でも特に経皮吸収率の高いところなので、とても理にかなっている。
かけ流すハーブティーは、もともと髪悩み別にブレンドされたドライハーブをさらにその人の髪と頭皮の状態に合わせてカスタマイズブレンドして作る。ざっと44種類ものハーブがブレンドされているというから驚く。自分では絶対集められないレベル...…。
それにしてもこの量(笑)。1.5リットルくらいあるでしょうか…...。これを正井さんがかけ流します。
体温よりほの温かいハーブティーを何度もかけ流すたび、頭皮と髪にじわ〜としみわたる。自然に抱かれる心地よさを感じて、あ〜、ちょっと涙が出そうになってきました。
体をほぐしてフィニッシュ
セット面に戻ったら、仕上げに14種類の精油とホホバオイルをブレンドしたオリジナルの肩こり用オイルを使ってマッサージ。とことんまで癒される。
さらにさらに、オリジナルヘアトニック100mLのおみやげ付き。朝晩使って1ヶ月は十分もつ量。自宅でも頭皮ケアやるぞ〜!とモチベーションが上がる。
仕上がりは見ての通りのキラキラヘア。頭皮のくすみもすっきり解消して、体も軽やかになった。こちらで施術を受けると、ヘッドスパはただ髪と頭皮のためだけじゃなく、体全体にホリスティックに作用するものなのだなと、改めて思う。
おすすめのタイミングはヘアカラーやパーマの後。頭皮と髪の残留アルカリを早く落として、フレッシュな栄養を与えられるからだ。大人の毎日のQOLを上げるために、カラーやパーマを取り入れるのは決して悪いことじゃない。でも、若い頃より負担がかかりやすい大人の体・髪・頭皮には、同時にその負担に応じたケアが必要だ。「ヴェール デ ネロリハーブ」の植物療法ヘッドスパは、ゆらいだ髪と頭皮のリセットとエンカレッジを約束してくれるはずだ。
■今回体験したヘッドスパメニュー
ヘッドスパフルコース¥9,900
※ロング料金+¥1,100、フィトスペシャル+¥1,100
veil de NeRoLiherb
住所:東京都世田谷区代沢3-14-4 COMS DAIZAWA WEST 2F
時間:9:00〜19:00 (最終受付時間は17:00)
定休日:火曜
TEL. 03-5779-8531
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vol.3 ラ・カスタ ヘッドセラピー ヒーリングスパ
プロからも高い評価を得るヘッドスパメソッド
「ラ・カスタ」は1996年に長野県大町市で生まれた国産のナチュラルヘアケアブランドだ。まだ世にオーガニックやナチュラルコスメが認知されていないころから、植物エキスや精油の力を生かしたヘアケア製品を世に送り出してきた。美容系プレスの間では、その製品とあわせてヘッドスパのオリジナルメソッドはよく知られた存在で、「ラ・カスタ=ヘッドスパ」というくらい、高い評価を得ている。
今回たずねるのは、ラ・カスタ銀座本店に併設された「ヘッドセラピー ヒーリングスパ」。たった1席だけ設けられた特別な空間だ。
今でこそ、めずらしくなくなったヘッドスパだが、私が女性誌編集部の新米美容担当だった90年代中頃は、巷にそのようなものはほとんどなかった。当時、ヘアサロンで受けられるのはあくまで「髪」を対象にしたサロントリートメントが一般的で、頭皮を本気でケアしていたのは、男性用の育毛サロンやマダムのための高級サロンくらい。女性の頭皮についてはほとんど放置されていたように思う。意外にも「頭皮は髪の土壌」という概念が広く根付いたのはつい最近のことなのだ。
カウンセリングで自分の頭皮に向き合う
担当してくれたのは、ヘッドセラピストの細川ひろ子さん。「ラ・カスタ ヘッドセラピー ヒーリングスパ」設立時よりヘッドセラピストとして参画し、オリジナルヘッドスパメソッドの基軸を作り上げたのがこの方。プレスやセレブリティなど、長年多くの女性を癒してきた。
最初に細かいカウンセリングシートに今日の自分の状態や、ふだんのヘアケアについて書き込んでから、スコープで頭皮のチェック。さっそく頭頂部から状態を見てもらう。
「毛細血管が透けてうっすら赤くなっていますね。これは血流がいいというより、目の疲れからくる血行不良なんですよ。お仕事でお疲れなんですね」と細川さん。職業柄、PCの前に座っている時間は、相当長い。しかも昨日は締め切りで睡眠不足でもあって…と思わずいいわけ。
「後頭部にも似たような赤みがありますが、これは首こり、肩こりの影響ですね。側頭部は乾燥気味です。皮脂づまりは頭頂部に少しあっただけで、あとはとてもきれいでした」(細川さん)
肩こりは慢性的で、乾燥は年齢的に仕方がないとはいえ、私自身がシャンプーのテクニックを指南することもあるだけに、皮脂づまりがないと聞いてほっと胸をなでおろす。このように正確な頭皮の状態を教えてくれると、自分の頭皮を客観的に見つめるきっかけになる。
エイジング頭皮と髪をスキンケア級にいたわるコース
慢性的な目・肩・腰の疲れにさらされ、更年期世代の私にとすすめられたのが、新しいエイジングヘアケアライン「アロマ リヴァイタ」をフルで試せるコースだ。
髪や頭皮も顔と同様、老化は進んでいる。ただ、髪は気づきにくいだけだ。
肌の場合は加齢とともに、透明感が失われて黄色くくすんだり、乾燥でカサついたり、弾力がなくなってシワやたるみが起きたりする。
これらの老化を起こしているのが「カルボニル化」「糖化」という現象だ。ここ数年、一般にもよく耳にするようになってきたキーワードだが、「アロマ リヴァイタ」はまさに、それを頭皮におきかえて「カルボニル化」「糖化」にアプローチするものだ。
「カルボニル化」とは酸化した脂質の代謝物がタンパク質を黄色く変色させ、弾力低下や乾燥を招く現象。「糖化」はタンパク質と糖が結びついて黄色くくすみ、コラーゲンやエラスチンを劣化させる現象をいう。
頭皮も肌であり、髪はそこから生まれるものだ。頭皮で糖化やカルボニル化が起こると、髪のツヤがなくなったり、ストレートだった髪がチリチリしたくせ毛になったり、白髪や薄毛になったり。若い頃は青白かった頭皮は黄ぐすんだり、赤みや炎症が出たり、乾燥したりする。
つまり、美髪を目指すのならば、頭皮の糖化やカルボニル化をケアするような、顔のスキンケア級のエイジングケアが必要なのだ。私たちは意外とここが盲点になってはいないか? ここにダイレクトに響かせてくれる「アロマ リヴァイタ」のヘッドスパ、さっそくスタート!
プロの手による頭皮クレンジング&シャンプー
施術前の準備運動として、軽く肩や頭皮をほぐしてからスタートする。そのほうが血流が上がりやすいからだ。やさしいタッチでこれから始まるリラックスのツアーに誘われる。
髪をブラシでといてざっとほこりや汚れを落としたら、ディープクレンジングをなじませ、本格的なマッサージに入る。
肩、首、デコルテ、背中までケアしてくれるのがラ・カスタのマッサージ。ガチガチの背中に手を入れて肩甲骨周りの筋肉をほぐされると、体に溜まっていた無用な力みが抜けていき、真のリラックスが訪れる…。
次はシャンプーへ。ここでいつも気になっているシャンプーを頭皮につける前の泡だて具合について聞いてみた。この問題、教えてくれる人によって意外と違うのだ。
「シャンプー剤に水を加えて手のひらに広げて少し泡立てます。小さな泡がこのくらいできたところで、頭皮を中心に髪に塗布します」と細川さん。手のひらで洗顔のときのように泡立てなくても、髪の上で空気を含ませながら洗うことで、十分な泡で洗うことができるのだ。
細川さんの手が空気を取り込むように大きく動くと、みるみるきめ細かい泡ができて、モッコモコ状態に。ゆったりとしたリズムで頭頂部にある百会(ひゃくえ)というリラックスのツボが刺激されると、脳内の緊張が一気にほどけるようだ。
きめ細かく弾力のある泡は、まるで幸せなクッション。シャンプーの泡は人を癒す効果もあるのだと実感する。ちなみにこちらのガウンもこだわりの一着だそうで、綿菓子みたいにふわふわもこもこ。全身ふわもこに包まれたその浮遊感といったら…!
すっきりきれいな頭皮になって仕上げへ
施術はいよいよピークへ。泡を流してすっきりきれいになった頭皮に、たっぷりの栄養を与えていく。皮脂や不要な汚れを吸着するクレイ(モンモリロナイト)をはじめとする植物由来成分を配合したマッサージクリームを塗布。最後に仕上げのマッサージ。
仕上げは丁寧なブロー。ラ・カスタのヘッドスパの特別感はこのひとりひとりへのおもてなしの心だ。私の髪を大切に大切に、心をこめて扱ってくれる…そんなサービスがしみじみとうれしい。
厳選された植物成分のプロダクトと、頭皮を癒すヘッドスパ技術の合わせ技で、こんなに美髪になってしまった。そして、私もリフトアップと肌の透明感をしっかり実感!
頭皮と髪、どちらも最上級のエイジングケアをしながら、体も心も癒され、ストレス過多の現代人が活力をもらえる、ラ・カスタのヘッドスパ。体感すれば、髪を大切にする大人の女性たちが月に一度ルーティンとして通っている、というのもうなずけるはずだ。
■今回体験したヘッドスパメニュー
アロマ リヴァイタ デュアルエイジングケア* ヘッドセラピー 100分 ¥18,700
*年齢に応じたケア
ラ・カスタ ヘッドセラピー ヒーリングスパ
住所:東京都中央区銀座3-7-13 ラ・カスタ銀座本店2階
時間:11:00〜 ※受付終了時間は松屋銀座営業時間に準ずる
定休日:年末年始を除き年中無休
TEL. 03-5579-9477
ヘッドスパ予約専用電話番号:0120-72-6078
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vol.4 サロン・ド・リジュー
医療に基づいたヘアケアをラグジュアリーな雰囲気で
私の髪は結構くせが強い。エイジングによってますますうねりはますます加速中だが、現時点での髪は元の状態を忘れてしまうほどに艶やかでするんとまっすぐにまとまっている。というのも、髪の駆け込み寺「サロン・ド・リジュー」でトリートメントをしたからなのだが…驚くべきは、それが2週間以上も前の話ということだ。
SNSでの「#髪質改善」というハッシュタグの広まりとともに、ここ数年は次々に新たな薬剤や技術による進化したトリートメントメニューがお目見えしている。スカルプ&ヘアケア専門サロンとしては老舗ともいえる「サロン・ド・リジュー」における「髪質改善」は、美容院でのそれとは少し視点が違う。創業時から現在まで一貫してメディカルヘアケア、つまり医療の領域で、髪を生み出す頭皮とすでに生えている髪の両方を本質的に健康にする場所だからだ。
女性専用のヘア&スキャルプケアサロンの先駆け
「サロン・ド・リジュー」のオープンは2002年。カリスマ美容師ブームはひと段落していたものの、世の中はヘアデザインを楽しむことに夢中でケアは二の次というような風潮だった実感がある。もちろん頭皮ケアもヘッドスパという言葉も一般的ではなく、女性のための育毛や髪のケアを専門に行うサロンというのはほとんどなかった。
ここをスタートさせたのは当時40歳だったオーナーの永本羚映子さん。若い頃から人一倍エイジングケアの意識が高く、“どんなに肌が美しくてもスタイルがよくても髪がパサついていると印象は台無し”と考えていて、肌より髪のケアに注力していたという。そんな彼女が女性用の育毛と美髪のサロンを開業したのは、彼女がアメリカで毛穴のディープクレンジングをするバキュームマシンを見出したことに端を発する。
「髪は頭皮から生まれるものです。当時はスカルプとヘアの因果関係に関する十分な理論がなかったのですが、毛穴へのアプローチは絶対に不可欠だと確信していました。このマシンは発毛と美髪において信頼のおける確かなエビデンスがあり、これなら本物のケアを提供できると思ったんです」(永本さん)
今回はサロンの看板ともいえるこのマシンによるディープクレンジングと、現代の再生医療を取り入れた最新のスカルプケアメニューを紹介していく。
見つけてしまった…毛穴にそびえ立つ「角栓柱」
具体的なメニューを決める前にまずは私の頭皮の状態をチェック。実はここのところ慌ただしく、ストレス満載&ケア不足が続いていたため、予想通り皮脂と乾燥が入り乱れてかなり状態が悪い。ちょっとさぼるとすぐにこうなってしまうのが頭皮というものだ。皮脂分泌がさかんな生え際のところでは、「角栓柱」がそびえ立っている毛穴まで発見…よく頭皮の教科書で見るような写真を、まさか我が頭皮のものとして見るとは思わなかった…。こんなふうに出口が塞がれてしまえば、出てくる毛だって出てこられないというのもうなずける話である。
毛穴の詰まりだけでなく頭皮自体もキメが流れて乾燥しているのがよくわかる。さらによ〜く見ると、毛穴の周辺が酸化によって黄ばみがあるという指摘も! この現象は年配者に多いとのことである。ああ…見えないところで老化は進んでいるのですね…。
「大人の場合は大量の皮脂で詰まるのではなく、乾燥して水分が足りないために根元に硬くこびりついてしまうことが多いんです。そういう場合は毛穴以外の部分はカサついているんですよ」というのは店長の関口陽子さん。定期的なケアをすることでこれらは解消できるというのが救いだ。
今ある髪は美しく、未来の髪は強くたくましく
すすめられたのは「ネオ・メディカルヘアグロー」という、スタートしたばかりの最新メニュー。毛穴に詰まった汚れや皮脂を根こそぎ取り除くディープクレンジングの後、サロンオリジナルの発毛カクテルをエレクトロポレーションという方法で導入し、エイジング頭皮の発毛・育毛を促す、現代の再生医療に基づいたケアだ。
顧問医もいるこのサロンでは、安心感を伴いながら美容医療レベルの頭皮ケアが可能だ。今回紹介するのは頭皮のためのメニューだが、もし今生えている髪をケアしたいのなら、ここにオリジナルの極上トリートメントを追加することだってできる。巷では頭皮は皮膚科、髪は美容院の専門分野だが、こちらでは医療の知見に基づいて今の髪と未来の髪、両方をひっくるめた髪のケアができる。これ自体が稀少なことだろう。
美容医療レベルの育毛メニューを大公開!
それではさっそく「ネオ・メディカルヘアグロー」の内容を紹介する。所要時間2時間30分ほどの本格的なメニューだ。
① 溜まった汚れを浮かせるオゾンスチーム
オイルを頭皮になじませたら、オゾンスチームで10分間ほど浸透させてふやかし、汚れを浮き上がらせる。ナノ化させたオゾンはリラックス効果だけでなく、キューティクルを整える効果もある。
② 毛髪診断士による念入りなシャンプー
手洗いとブラシで15〜20分ほどかけて、念入りにシャンプー。毛穴にちらほら角栓詰まりがあった私は、酸化した皮脂を落として頭皮のコンディションを整えるオリジナルのスキャルプシャンプーを使用。この時点で頭がすっきり。頭皮のもやもやが払拭されたような気分。
③ 30分をかけ、マッサージサロン級のもみほぐし
一般的なヘアサロンではマッサージはシャンプーの後のサービスとして行われることが多いものだが、こちらでは血流をよくしてケアの効果を上げるため施術前に行われる。しかも約30分もかけた本格的なマッサージだ。肩甲骨、首、肩、そして硬くこわばった頭皮までやわらかくほぐしてくれるのだが、正直、これだけで整体のもみほぐしで行われるような丁寧さ。
「頭皮だけ動かしてもなかなか血流はよくなりません。薄毛でお悩みのかたは頭頂部の温度がほかの部分の皮膚温に比べて2℃ほど低いのですが、これこそ血流が悪い証拠。必要な栄養や酸素を毛細血管に運んでもらうためにも、この段階での丁寧なマッサージは絶対欠かせないプロセスなんです」(永本さん)さらにその後は頭皮をしっかりあたため、血流を促進。
④ ディープクレンジングと毛細血管活性化を同時に行う
ここにきて特許取得の医療用バキュームマシンが登場。カップの内側を真空状態にすることで単に酸化した皮脂を取り除くだけでなく、毛細血管を拡張して活性化することができる特殊なもの。だから発毛を目指して頭皮の奥深くまでアプローチできるのだ。装着すると頭部全体をきゅっと締めるような感覚があるが、その後はぽかぽかして血流がよくなったことが自分でもよくわかる。「特に産後の方や閉経前後は、女性ホルモンの影響を受けやすいフェイスラインの髪から細くなっていきます。その部分は集中してしっかりケアします」(関口さん)
マシンで吸引をした後は、表面に少し残った汚れをマイナスイオンで吸着させて取り除いていく。これによりこの後につける発毛カクテルをよりしっかりと浸透させられる。とにかく施術の徹底ぶりには舌を巻くほどだ。
⑤ エレクトロポレーションで育毛カクテルを導入
すっかりきれいになった頭皮に、エクソソーム(細胞活性因子)を高濃度に含むオリジナルの育毛剤カクテルを導入する。エレクトロポレーションによる導入は、頭皮にピリピリ感を感じることが多いようだが、私はほとんど刺激を感じなかった。
⑥ 炭酸泉で流して仕上げ
最後に炭酸ガスが1000ppm溶け込んだ高濃度炭酸泉で洗浄。軽くトリートメントも追加してもらう。
頭皮も髪もピカピカに生まれ変わりました!
施術終了後にはアフターチェックを行う。そそり立っていた角栓柱が消え、ピカピカになった私の頭皮がこちら。このように毛穴詰まりのないふっくらとした頭皮をキープするには、やはり定期的なお手入れが大切なのだと実感する。
そして施術後の髪。最後に軽くトリートメントもしてくれたことで、頭頂部分は驚くほどツヤが出た。髪自体が素に戻り、エネルギーチャージされたような感覚すらある。プライスは一見高額に感じるが、行っているケアは美容医療そのもの。髪は肌と同等以上の比率でその人の印象を決めるものであり、決して高すぎることはないと感じる。
髪のケアと併せ歯のメンテナンスまで可能に!
また、2024年1月より、サロン内に審美歯科が開設された。一見、なんの関連もなさそうに感じるが、実は歯と髪には驚くほど共通点が多い。失えばQOL的にも美容的観点からもかなり大きなダメージを背負うことになるというところ、そしてどちらも正しいケアをすることで従来よりずっと長く健やかに保つことが可能になることだ。
今後はヘアケアと同じような感覚で、歯のメンテナンス意識がますます高まるだろう。20年以上前から頭皮ケアの時代がくると確信していた永本さんにはそれが明確に見えるのだ。近い将来、治療するだけではない審美歯科や予防歯科がこの国の美容シーンを変えていくのが大いに楽しみである。
■今回体験したヘッドスパメニュー
ネオ・メディカルヘアグロー(シャンプー&ブロー込み) ¥39,600
サロン・ド・リジュー
住所:東京都港区南麻布5-15-9 バルビゾン70番館2階
時間:火~金10:00~21:00、土10:00~20:00、日・月・祝 10:00~19:00
定休日:第1月曜日・年末年始
TEL. 03-5793-3359 ※完全予約制
公式サイトはこちら
vol.5 モルフォビューティ
実力派の名品を揃えた、セレブたちを魅了するサロン
美容院で扱われている「サロン専売」と呼ばれるブランドの製品は、美容師というプロだけが持ち得る技術を駆使して使うことで、その底力を引き出す設計になっている。そのプロの魔法の手が加わるからこそ、セルフでは到達できない極上のケア効果が発揮されるのだ。
長年美容のエディターをしていると、そういった多くのサロン専売ブランドの知見や製品の実力について知り得る機会が多く、「このブランドを導入しているサロンはデキる」と脳内で一目おいているブランドがいくつかある。
こちらの「モルフォビューティ」のメニューを見たとき、そんなリスペクトブランドがずらりとトッピング全部のせ! みたいな状態で揃っていたので、むむ、デキるヘアケアサロン…!と思わず唸ってしまった。
【頭皮ケア】 イーラル…植物×科学のプロダクトと独自の手技によるケアメソッドで頭皮と髪の保湿力を高めるブランド
【トリートメント】 ミネコラ…水素の化学反応で毛髪内部の水分量を爆発的に上げる技術をもつ
【ヘアカラー】 ヴィラロドラ…ICEA VEGANの認証を取得しているオーガニックヘアカラー(白髪もしっかり染まる)
といった具合だ。
場所は麻布十番商店街。蛇足ではあるが私のような“昭和”な方のためにお伝えすると、今の十番商店街はたい焼きと豆菓子屋と十番祭りというよりも、麻布台ヒルズにほど近い、大人の余裕が漂う生活の街といったムードが優勢になっている。
「コロナ期間にオープンしたのですが、オーナーのこだわりで、スタイリッシュに変わりつつあるこの場所と決めていました」と教えてくれたのは、マネージャーのヘジン・リーさん。ゲストをストレスから解放するために、施術はすべて個室で行われる。それもあってか、まだオープンから3年足らずだが男女問わず、著名人やセレブリティが口コミで通う人気のサロンになっている。
話題の頭浸浴と水素吸入で癒される、
夜限定のマッサージシャンプー&ブロー
人気メニューは「モルフォケラチントリートメント」(¥33,000/所要時間2.5時間)というスペシャルなコース。「髪と同じ成分であるケラチンを髪の内部と表面に補充するものですが、これを2週間に一度受けられる方もいらっしゃいます」とヘジンさん。もちろん素晴らしい結果が得られることは推して知るべしだが、18時からの夜限定メニュー「マッサージシャンプー&ブロー」は、仕事帰りにリフレッシュ感覚で受けられるとあり、心惹かれる。
「海外ではシャンプーとブローだけのメニューは比較的どのサロンにもあるのですが、日本ですとシャンプーは家でするものというイメージがあって、あまりなじみがないかもしれませんね。最近はサブスクスタイルの定番化もあって日本でもシャンプー&ブローのメニュー設定は増えているんですよ」とへジンさん。所要時間は1時間程度だが、話題の「頭浸浴」に加えて、通常はオプションになる水素吸入も含まれており、クイックながらとても贅沢なメニュー設計だ。しかも帰宅前に疲れた体を委ねて、広々とした個室でゆったりとできるのは魅力的……ということで、今回は「マッサージシャンプー&ブロー」を体験してみることにした。
まずは、水素吸入をするチューブを鼻に装着。「1時間で1ppmの水素水を24トン分飲むのと同量の水素が発生します。活性酸素を除去できるので、1時間後の体調が変わると思いますよ」とへジンさん。個室だから鼻チューブを他の人に強制公開する心配もないし、1時間で効率的にリラックスできそうだ。期待が高まる。
次は毛穴の皮脂汚れを落とすクレンジングを兼ねた、サロンオリジナルのマッサージ。ピュアなホホバオイルを使い、ライトなコースでありながら本格的に頭の筋肉のこりをゆるめる。続くシャンプー中にも頭皮の凝りをほぐしながら、丁寧にマッサージをしてくれる。
シャンプーが終わったらいよいよ話題の頭浸浴へ。これはアーユルヴェーダのシロダーラのように、額の上からオイルならぬ、炭酸泉のお湯をかけ流して浸けこむリラックス効果抜群のヘッドスパメニューである。
近年はフルフラットシャンプー台の普及で、多くのサロンで見かけられるようになった。私も実は各所で何度か体験済みだが、大抵5分間程度の気軽なメニューだったように思う。ところがここではその倍の10分間!鼻からは水素を取り込みつつ、髪には炭酸泉のかけ流し...となんとも贅沢。耳の近くで水の流れる音を聞きながら、しばし頭が真っ白になる。ああ、極楽。
仕上げに最新の美容液で頭皮の保湿をする。通常のヘッドスパメニューでは、必ずマイクロスコープによる頭皮のチェックがあるが、特に今の時期は頭皮が乾燥している大人の女性が多いという。へジンさんからは「紫外線を受ける分け目を中心に、トップ付近は特に乾燥していますね。顔まわりは乾燥と同時に汚れが残っている場合も多いです。これから日差しが強くなりますので、セルフケアでもぜひ頭皮の保湿に気を配っていただきたいです」とのアドバイス。実際、髪の紫外線ケアをしているゲストは、年齢に関係なく美しい髪を保っているのだそうだ。
仕上げに丁寧にブローしていただき、見事にするんとまとまった仕上がりの状態。髪がドライ傾向で、クセも強い私だが髪と頭皮がしっかり水分を含み、保湿することでこのまとまり感が生まれる。
ちなみに、今回のメニューでも使用した「イーラル」は、美容通に絶大な支持を得ているブランドで契約サロンになるには一定の研修をうけなくてはならないそう。つまり、確かな技術力のあるとブランドが認めたサロンでしか取り扱うことができないわけた。私の個人的な印象だが、「モルフォ ビューティ」然り、イーラルと契約しているサロンは、どこにいっても満足度が高いイメージがある。
今回体験した夜限定の「マッサージシャンプー&ブロー」は¥11,000と継続的に通いやすい価格設定になっているのも魅力。リラックスも兼ねて定期的に「マッサージシャンプー&ブロー」を利用、時間に余裕があるときは「モルフォケラチントリートメント」で充填ケア、という具合で通えると理想かもしれない。特に夏場は日差しや紫外線により髪のダメージも進行しやすくなる。秋も美しい髪を保つためにも、今からヘアケアに力を入れておくのがおすすめだ。
■今回体験したヘッドスパメニュー
マッサージシャンプー&ブロー 頭浸浴&水素吸入付 ¥11,000
肩上の長さ 45分、肩下〜胸下の長さ 60分
(予約可能時刻:18:00~20:00まで)
モルフォビューティ
住所:東京都港区元麻布3-11-3 パティオ麻布十番2-5F
時間:10:00〜20:00
TEL. 03-5843-1554
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