BY EMI ARITA
ハンス J. ウェグナーの「CH23」

「CH23」¥139,700~/カール・ハンセン&サン
COURTESY OF CARL HANSEN & SØN
“Yチェア”の愛称で親しまれる「CH24」をはじめ、生涯500脚以上の椅子を手がけた“椅子の巨匠”、ハンス J. ウェグナー。1950年にカール・ハンセン&サンのために手がけた最初のコレクションのひとつである「CH23」は、斬新なデザインよりも、人間工学から導き出される快適性や、椅子としての実用性を追求した椅子。極めてシンプルなデザインが特長で、「これぞ、ダイニングチェア」と思わず唸りたくなるほどだ。
曲げ木加工技術を応用した背もたれと脚は「埋め木」によってつながり、視覚的にもアクセントを添える。座面は二重張りのペーパーコード。座るとほどよく沈み込む感覚が心地いい。素材はウォールナット材とオーク材の2種。フレームとペーパーコードのカラーは、「ブラックカラー塗装×ブラック」、「ホワイトオイルフィニッシュ×ナチュラル」など豊富なバリエーションから選べる。

COURTESY OF CARL HANSEN & SØN
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カール・ハンセン&サン 東京本店 / 大阪
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アルネ・ヤコブセンの「グランプリチェア」

「グランプリチェア」¥77,880~/フリッツ・ハンセン
COURTESY OF FRITZ HANSEN
グラフィカルなデザインの「グランプリチェア」は、「エッグチェア」や「アリンコチェア」、「セブンチェア」などと並ぶ、アルネ・ヤコブセンの代表作。1957年にコペンハーゲンのデンマーク工芸博物館で開催された春の展示会で発表されたもので、同年のミラノ・トリエンナーレでは最高賞のグランプリを受賞。ゆえに「グランプリチェア」と呼ばれるようになった。名が体を表すような堂々たる佇まいは、一度見たら忘れられないほどの魅力を持つ。
9枚の板を重ねた成形合板のシェルは、絶妙な角度のカーブがつけられており、心地よく体にフィット。脚はヤコブセン作品のなかでは珍しいウッドレッグ、またはスタッキング可能なスチールレッグの2種。シェルは、数種の素材やカラー、張り地つきなど、豊富なバリエーションからセレクト可能。

COURTESY OF FRITZ HANSEN
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フリッツ・ハンセン 東京
TEL. 03-3400-3107
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イルマリ・タピオヴァーラの「アスラック チェア」

「アスラック チェア」¥134,200/アルテック
COURTESY OF ARTEK
アルヴァ・アアルトの次世代にあたるフィンランドデザインの巨匠、イルマリ・タピオヴァーラ。「優れたデザインをすべての人の暮らしに」をモットーに、名作「ドムス チェア」をはじめとするタピオヴァーラの作品は、どんな環境にも溶け込むデザインと優れた実用性を兼ね備えている。
1958年にデザインした「アスラック チェア」もタピオヴァーラのデザイン哲学が反映された作品のひとつ。軽量で持ち運びができ、スタッキングも可能、長居しても疲れにくく快適、と、使い勝手のよさを詰め込んだような椅子を、限られたパーツや素材を使い、大量生産ができるミニマルな構造で実現させた。
特に目を引くのが、背もたれと脚をつなぐパーツの曲線美。滑らかな曲線によって生まれた肘掛けは、小さくとも肘を置くのには十分で、テーブルにも引き寄せやすいよう考え抜かれている。 背もたれと座面は体の線に沿うようなカーブで、心地よく受け止めてくれる。素材はビーチ材。カラーはブラック、ホワイト、レッド、グリーン、グレーの全5色。

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ポール・ケアホルムの「PK11」

「PK11」¥542,080~/フリッツ・ハンセン
COURTESY OF FRITZ HANSEN
木製の背もたれの曲線美と、鋭く伸びる3本脚のスチールフレームの直線美。異なる素材と相反する要素を掛け合わせたデザインで、凜とした美しさを放つ「PK11」。デンマークの名匠ポール・ケアホルムが、1957年にワークテーブル「PK51」とセットでデザインしたもので、木×スチール、レザー×スチールなど、異素材のコントラストが美しい名作椅子を生み出してきた、ケアホルムらしさが光る一脚となっている。
大きな弧を描く背もたれは、小さな木材を組み合わせた集成材で形成されており、寄木細工のような美しさ。スチール使いの名手である一方、家具マイスターの資格を有し、デンマークの伝統的な木工技術も持ち合わせていたケアホルムのクラフトマンシップが息づく。シートのレザーは豊富なバリエーションからセレクト可能。ダイニングテーブルにセットした際には、その美しい後ろ姿にも見惚れてしまいそうだ。

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ヴィヘルム・ラウリッツェンの「VLA61 モナークチェア」

「VLA61 モナークチェア」¥499,400~/カール・ハンセン&サン
COURTESY OF CARL HANSEN & SØN
1944年にデンマークのモダンデザインを牽引した建築家、ヴィルヘルム・ラウリッツェンがデザインした「VLA61 モナークチェア」。“モナークチェア”という名は、蝶に強く関心を寄せていたラウリッツェンが、「帝王の蝶=モナーク・バタフライ」の異名を持つ、「オオカバマダラ」にちなんで命名したもの。その名の通り、大きく外側に開いたアームレストは、蝶が羽を広げた姿を彷彿とさせる。
ソフトな張り加工を施した背もたれと座面は、ゆるやかなカーブで体を包み込むような座り心地。丁寧に磨かれ、手触りも滑らかなフレームは、脚の先端に真鍮のパーツをあしらい、気品を漂わせる。フレームはオーク材とマホガニー材の2種。張り地は豊富な素材とカラーから選択可能。蝶のような優雅さで、ダイニングでのくつろぎのひとときを叶えてくれるはずだ。

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