世界的に注目を集める気鋭の日本人デザイナー、赤坂公三郎。その横顔を、活動拠点のNYでキャッチ

BY TERUYO MORI

画像: COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

 若手デザイナーの支援と育成を目的としたファッション・デザイン・コンペは世界各国で行われているが、日本人デザイナーの入賞はきわめて少ない。そんな状況の中、ニューヨークを拠点に活動するメンズブランドKOZABUROのデザイナー、赤坂公三郎氏が2013年からフランスのLVMH社主催で行われている「LVMH賞」のコンペで、日本人として初めて準優勝にあたる特別賞を受賞した。このコンペは業界で最も影響力があるとされ、毎年1000人を超える応募者が集まり、カール・ラガーフェルドやニコラ・ジェスキエールなど世界のトップ・デザイナーたちが審査員に名を連ねる。

「ブランドを維持するには資金が必要。賞を取ろうと覚悟を決めて応募した」という赤坂氏。賞金の15万ユーロをもとに、むこう3年で利益の出るブランドにしたいと抱負を語る現実派。東京生まれで、ファッションの道に進むきっかけは中学時代から夢中になった「ロックとミュージシャンたちの衣装に興味をもったこと」だった。大の読書家でもあり、大学では哲学を専攻するが「ファッションをやりたいなら世界で一番の服飾学校で学べ」と、将来を心配した父親に背中を押されて大学は3年で中退、セントラル・セント・マーチンズ(ロンドン芸術大学)に留学した。

在学中にトム ブラウンでインターンとして働いたのをきっかけに卒業後はトム ブラウンのニューヨークのアトリエでアシスタントを2年、その後ユニクロの奨学金制度、TOMODACHI-UNIQLOフェローシップを得てニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインの大学院に進学し昨年卒業。その卒業作品がドーバー・ストリート・マーケットのニューヨーク店に買い上げられたことでにわかに注目され、今年1月、ニューヨーク・ファッション・ウィークでコレクション・デビューを果たした。

画像: 「2018年春夏のルックより。日本製のデニム地にペイントを施した作品(中)は中でも気に入っています」 COURTESY OF MAT+KAT

「2018年春夏のルックより。日本製のデニム地にペイントを施した作品(中)は中でも気に入っています」
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