BY TERUYO MORI
“微妙に脱構築されたメンズウェア”と評される赤坂氏のデザイン。メンズの伝統的なテーラードスタイルをベースに、アシンメトリーなカッティングをはじめ、手織りの布や手描きのプリントなど手の跡を残した作風が持ち味。「未完成のもの、壊れたもの、時の経過の中で物が変化していくなかにも表れる一瞬の表情など、それぞれがもつ美しさを服で表現していきたい」と語り、「過去に聴いた音楽、観た映画などを思い出して自分の中で新たなロマンを描いていくことでクリエーションのインスピレーションが得られる」と、ロマンティストの一面ものぞかせる。

「LVMH賞にてリアーナに再会したときの写真。とてもポジティブなバイブスを人に与えられる素敵な女性」
COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

「妻のクリスティーナと。お互いを支え合っていける素敵な人」
COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

「愛猫のMiuMiu the Glitter。犬派だった私が初めてコネクションを感じた猫」
COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

「モーターヘッドの『Ace of Spades』、ザ・ドゥルッティ・コラムの『The Return ofthe Durutti Column』。いつもインスピレーションを受け続けている作品です」
COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

「家族から最近送られてきた私が小学生だった頃の写真(真ん中)。この頃から性格が変わっていないんだなと思わせる写真でに入っています」
COURTESY OF KOZABURO AKASAKA

(左)「最近改めて観たデヴィッド・リンチ監督の『ワイルド・アット・ハート』(1990年)。映画としての完璧なハーモニーに、魔法にかけられたような興奮を覚えました。ボビー・ペルーは好きなキャラクター」。(右)「限りある休日にはアメリカ国内をレンタカーでロードトリップ。いつかジョージア・オキーフの家に行ってみたい」
(写真左から)COURTESY OF POLYGRAM/T.C.D./VISUAL PRESS AGENCY/ZETA IMAGE, COURTESY OF MICHAEL RAY ORTIZ