「サロメまたはサランボー、ヴェールをまとうニンフのペンダントブローチ」ルネ・ラリック<1903~05年>
フロベールの小説『サランボー』に着想を得たと思われるペンダント。ヴェールをまとった妖精と、頭と尻尾を絡ませた2匹の蛇が、カメオガラスとプリカジュール・エナメルで表現されている。後ろから光があたると、半透明の布をまとう妖精の姿がドラマティックに浮かびあがる。「当時、脚光を浴びたダンサーのロイ・フラーの姿も彷彿とさせますね」とベッカーさん
COURTESY OF VAN CLEEF & ARPELS