未来を切り拓く女性たちへ──
大阪・関西万博
「ウーマンズ パビリオン」で
カルティエが示す未来へのビジョン

　2025年大阪・関西万博「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」の開幕を祝したイベントが先ごろ開催された。同パビリオンはフランスの歴史あるジュエリーメゾンであるカルティエと、内閣府、経済産業省、および日本国際博覧会協会とのパートナーシップにより実現。ジェンダー平等に光を当て、共同体としての対話を促し、インクルーシブで回復力のある社会を築くために女性が果たす重要な役割を称える、グローバルなプラットフォームと位置付けられている。

　イベントには高円宮妃久子さまが臨席され、メゾンに所縁のあるセレブリティやゲストが国内外から多数参加。カルティエ ジャパンのプレジデント＆CEO 宮地 純氏や、ニュージーランドの元首相ジャシンダ・アーダーン氏らがスピーチに立ち、パビリオンのコンセプトである「女性が輝けば、人類・社会全体が輝く」という信念を力強い言葉で伝えたほか、ウーマンズパビリオンを長年支援し、パビリオンに登場するビジョナリーリーダーの一人である黒柳徹子氏も温かなビデオメッセージを寄せた。最後に登壇したカルティエ カルチャー＆フィランソロピー会長 シリル・ヴィニュロン氏は「女性のエンパワーメントこそ、持続可能な発展の根幹をなす」と力を込めて語った。

　一般の来場者も、「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」を訪れれば、そのメッセージを受け取り、信念に共感し、女性たちが未来を切り拓くビジョンを共有することができる。館内は世界的アーティストのエス・デヴリンがキュレーションした空間で、ゲストは自分の名前を提供し、それぞれのアイデンティティがストーリーの一部に組み込まれるという仕掛け。そこで提示されるひとりひとりの人生や言葉、置かれた環境をめぐるファクトを辿るうちに、ゲストは世界中の人々と深い連帯感で結ばれる。

　またこのパビリオンの真価は展示だけではない。館内にイベントスペースを備えており、6か月間の会期中に講演会やパネルディスカッションなど150以上のイベントを開催。展示を通じて意見を交わし、ビジョナリーリーダーや活動家、専門家とともに、人々の行動を喚起する発信をしていくという。

　日本の伝統的な木工技術の組子から着想を得たという建築家の永山祐子氏によるファサードも象徴的だ。2021年に開催されたドバイ万博の日本館の資材を再利用したもので、さらに今後の活用も決定しており、持続可能性とクラフツマンシップに対する、メゾンの揺るぎないコミットメントを体現している。

　多くの人々が自由に、さまざまな国を訪れることができる今の時代に、万博という場を通して世の中に問いかけるべきメッセージとは何か。カルティエが示す女性が輝く未来へのビジョンは、訪れる人に知り、考え、行動するきっかけを与えてくれる。

■ ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
開催期間：〜2025年10月13日（月・祝）
会場：東ゲート側 日本館の隣
※ご来場にはEXPO チケットが必要です。詳細は「EXPO2025 デジタルチケット」サイトにてご確認ください。
公式サイトはこちら

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