BY TOMOKO MANO
フランク ミュラーの純米大吟醸、金粉きらめく美酒に開運を願う
時を精緻に刻みつつ、同時に時を‟楽しむ“ことを追究するメゾン、フランク ミュラーと、寛政元年(1789年)に創業の田中酒造店が手を携えてつくった特別なお酒。究極まで磨きこまれた宮城県産美山錦を100%使用し、じっくりと丁寧に低温長期発酵で醸され、おだやかな吟醸香と澄みきった華やかな味わいが特徴。金粉がきらめく美酒は、祝いの席にまさにふさわしい逸品です。大切なひとへの新年のご挨拶にも喜ばれることうけあい、もちろん我が家の新春のお楽しみにも。舞い上がる金粉に金運上昇も叶いそう。
一保堂の「大福茶」、穏やかな一服に新しい年の福を願う
一年の邪気を払い新年を祝福する縁起の良いお茶、元旦の朝にいただく『大福茶(おおぶくちゃ)』。その起源は平安時代まで遡り、縁起物のお茶として、今日に伝えられています。一保堂の大福茶は、香り豊かな特別仕立ての玄米茶。小梅をひとつ入れていただくのもおすすめで、風味も健康にもよさそうです。紅白のパッケージもおめでたく、お歳暮やお年賀、お配りギフトにもお役立ち。新しく迎える年に大きな福がやってきますように。そんな願いとともにお贈りしたい。
山海堂「福涌」と「福招き」、よいことがこんこんと湧いてきますように
「福涌(ふくわく)」は、天然の桜の木を使った器のなかに、お多福、米俵、千代結び、花扇、宝珠、鯛、亀甲松、松笠、松葉、笹、梅など、おめでたいモチーフのお干菓子がぎっしりと詰め込まれ、さらにおみくじの小さなお札まで。福いっぱい、楽しさいっぱいのひと品です。その名の通り、福がこんこんと涌いて降り注ぎますように。
「福招き」は、ころんと可愛らしい招き猫の最中を開くと、中には彩りも鮮やか、有平糖のめでたい「千代結び」と、縁起の良い「松葉」の形のお干菓子が。縁起の良いお菓子を手土産に。ともに過ごす時間の楽しさをようやくわかちあえるこの年末年始、縁起もよく、座も盛り上がるお菓子は手土産としてもおすすめです。
京都・半兵衛麩の「迎春なま麩」で、晴れの日の食卓を彩る
創業元禄二年から伝統の技と味を守り続け330年。歴史ある京都の半兵衛麩の生麩は、新春を寿ぐお食卓の彩りに欠かせないもの。2024年の干支 "辰"をモチーフにした細工麸や、赤と緑の二色の糸状にした生麩で巻く可憐な「てまり麸」、 迎春にぴったりの「紅梅・白梅」の詰合せ。いろいろな種類で組み合わせが楽しめます。お煮しめやお雑煮の彩りに、新年の茶行事「初釜」にもおすすめです。
小さくても主役級の存在感で家族や親族との団らんや、大切な方々を迎えてのおもてなしの食卓もいっそうおめでたいムードに華やぐ。眼福と口福のひと品を、大切な方にも我が家にも。
加賀麩不室屋の「ハローキティ宝の麩」は、口福眼福‟招き猫“
加賀麩不室屋は慶応元年創業、金沢尾張町で麩づくりひとすじの老舗。この「宝の麩」は、昔ながらの職人の技を継承しつつも同時に革新的な麩づくりの探求にも挑む不室屋と、ハローキティとの商品化により誕生したお吸いもの。お湯を注ぐと馥郁とした昆布だしの香りがたちのぼるなか、リボンやお花、ハートの彩り麩が器の中に彩り豊かに広がり、なんとも愛らしい一椀に。子どもも大人も思わず笑みがこぼれる温かな一品は、何かとあわただしい年末年始の食卓に大助かり。おすましのほかにお味噌汁も。忙しく頑張っているあの方にも“福を招く猫”を遊び心を添えて贈りたい。
エルメスの、ホースシュー(馬蹄)を描いた「ソー・エルメス」
馬の蹄を守る馬蹄は、西洋では古来、厄除けや魔除け、ひとを守り豊穣をもたらすシンボルとして愛用されてきた吉祥のかたち。フランスのアーティスト、ジョシェン・ギャルネールが障害飛越競技の国際大会「ソー・エルメス」にインスピレーションを得て、フェルトペンで自由で動きのある世界を描いたテーブルウェアコレクション。大会のわくわく感、スタート直前の高揚感などが朗らかに表現されたお皿や器が、食卓を彩ります。
ラッキーモチーフのホースシュー(馬蹄)が描かれたプレートで、「たくさんの幸せが駆け寄ってきてくれますように」「よいスターチが切れますように」。そんな願いと希望をこめて大切な人や自分自身に贈りたい 。
問合せ先
エルメスジャポン TEL. 03-3569-3300
ディオール メゾンの、幸運をもたらす「ニュー リリー オブ ザ バレー」
西洋で、‟幸福をもたらす花“として愛されるスズラン。ムッシュ ディオールもこよなく愛した花です。ディオール メゾンの、スズラン(リリー オブ ザ バレー)をモチーフにしたテーブルウェアのシリーズや、幸福を祈る言葉を表したグラスが素敵。
四つ葉のクローバーをモチーフに描いたプレートで食事を楽しみ、クローバーのカラフェで注いだワインを注ぎ、幸先のよい言葉を表したグラスで乾杯! 幸福を願う思いでしつらえたテーブルを親しい人と囲むことは、何よりの喜び。これからの新しい日々に幸せを運んでくれますようにとの願いをこめて、大好きな人に、そして我が家へも贈りたい。
問合せ先
クリスチャン ディオール TEL.0120-02-1947
輪島塗「いち松」の瓢箪柄のお椀
お雑煮やお吸い物をいただく新春の食卓に、漆のお椀は欠かせないもの。こちらは輪島塗職人の一松春男さん(2代目)と、息子の聡司さん(3代目)による輪島塗「いち松」のお椀。輪島塗には多くの工程があり、各工程をそれぞれ専門職人で分業とされている中、一松さんは塗の全工程をひとりで行い、緻密に堅牢に仕上げる。「瓢箪には“子孫繁栄”“無病息災”“商売繁盛”など、多くの縁起の良い意味があります。私はこの器にそのような意味も込めて、一工程一工程手を抜かず心を込めて皆様にご使用いただければと思い製作しています」とは一松さんの言。
上質な器は料理を引き立て、味わう喜びも深くしてくれるもの。吉祥のお椀は次世代にも手渡し、大切につなげていけるもの。新春を迎えるにあたり、大切な人や我が家へ、ぜひ。
問合せ先
FEELSEEN TEL. 03-6260-6335
上田銀器の、「松竹梅鶴亀」結びの銀製楊枝
伝統工芸士の称号に相応しい、日本独特の精細な伝統技法を用いて、銀食器から記念品に至るまで一貫製作している上田銀器工芸。銀製品洋食器ディナーカトラリーにおいては日本のトップメーカーでもあり、皇后美智子様のご成婚の折の白樺のお印入銀製カトラリーをはじめ、皇室の晩餐会で用いる品も製作してきたそう。
この銀製の楊枝セットは、ハレの日にふさわしい松竹梅と鶴亀、吉祥を結ぶかたちがこまやかに美しく表されています。お正月や皆が集まる日、お菓子や果物のお皿にこちらの銀製楊枝が添えられているだけで、晴れやかでおめでたいムードが高まります。お祝い事を控えた方への贈りものや、自身のお正月支度にも。
問合せ先
上田銀器工芸株式会社 TEL. 03-3695-0666
ヘレンドの、「ヴィクトリア・ゴールド/干支小筺 たつ」
ヘレンドは、ヴィクトリア女王やエリザベート妃をはじめ、ヨーロッパの王侯貴族に愛されてきたハンガリーの陶磁器ブランド。好評の干支シリーズは世界中に伝わる民話や昔の話を題材とし、イマジネーション豊かに紡ぐ十二支の物語の世界。2024年は辰年、中国の龍窯に伝わるいにしえのストーリーから着想を得ているそう。この小筐には特別にデザインされた愛らしい“たつ”のつまみがついています。
塩や砂糖、スパイスを入れてもよいし、お気に入りのアクセサリー入れやお香立てにしても。2024年の守護神、龍神として一家にひとつ、贈り物にも喜ばれそう。
問合せ先
クラブ ヘレンド ジャパン本店 TEL. 03-3475-0877
箔一の、「金粉アニバーサリー 辰」
ハレの日のお膳を華やかに言祝ぐ豪華な食用金箔は、金沢の金箔メーカー「箔一」によるもの。2024年の干支である「辰」の文字と、龍を象った楽しい食用金箔が3種類。おせち料理に飾ったり、お屠蘇やお茶に浮かべたり、お菓子に添えたり。それだけでパッとお膳が華やぐ名脇役で、おもてなしにも大活躍。軽やかなので、年末の集いの手土産やお年賀としてもおすすめです。新しい年に華やぎと金運を運んでくれますように。そんな願いも込めて。
問合せ先
箔一 TEL 0120-009-891(平日 9:00〜17:00)
公式サイトはこちら
諸江屋の、「笹紅鯛(ささべんだい)
金沢ではお正月に床柱や大黒柱に紅鯛(べんだい)と呼ばれる、柳の枝に蚕に見立てた繭玉や招き猫などの縁起物をさげたお飾りでお正月を祝う習わしがあります。福を集めるこのひと枝を、新しい年の開運招福の願いをこめて玄関やリビングに。鴨井や神棚に飾ることもできるそう。
問合せ先
諸江屋
公式サイトはこちら
渡辺徽章の、「くす玉」でおめでとう!
‟日本の「おめでとう!」を祝う飾りはおまかせ下さい!“という大阪の渡辺徽章。創業50年、福引の木製抽選器、リボン徽章、くす玉など、“おめでたい”シーンを盛り上げる名脇役をコツコツを作り続けている製造メーカーです。子どもの頃からなんだかワクワクする場面でおなじみのこれらのアイテムは、なんと全てが職人の手仕事で製作されているそう。くす玉も、竹枠を使い、手貼りで紙を貼り、満開の花々も手染めの和紙で製作されています。この様なものづくりをするのは、現在、この1社だけ。
中からパカーンと、メッセージが飛び出すのもうれしいくす玉を、年末年始の楽しい集いの一興に。くす玉は“久寿玉”とも表される縁起物。新年を迎えるカウントダウンとともにくす玉を割ってHappy New Yearを盛大にお祝いするのも楽しそう。成人式、頑張った子どものお祝い、出世祝い、還暦祝いetc、人生の様々なシーンに、祝意とエールとユーモアをこめてくす玉を!
問合せ先
渡辺徽章 TEL. 072-334-8636
公式サイトはこちら
Hanabanaの、唯一無二のつまみ細工に思いをこめて
伝統工芸「つまみ細工」の技で、繊細な美しい作品を生み出すアーティストhanabanaさん。このボールブーケは球体をつまみ細工のお花で埋め尽くし、二羽の鶴が力強く空に舞いあがる姿を表現したもの。薄い絹を小さくカットし、折りたたんで糊で貼るこまやかな作業は、時間をかけて手で仕上げられています。本当に大切なひとへ、思いをこめて渡したい、とっておきの贈り物。成人式や結婚式など人生のハレの日の姿に華を添えるだけでなく、その後もたとえばお正月には飾って愛でれば、前を向いて生きる力にも。
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Hanabana
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