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世界で活躍する6名の
スター美術家の作品が集結

STARS: Six Contemporary Artists from Japan to the World
草間彌生や杉本博司、村上隆など、戦後、日本という枠を越えて国際的に活躍してきた6名の美術家たちにフォーカスした展覧会が開催。初期作品と最新作を中心に、彼らがなぜ、どのように世界から評価されてきたのかをつまびらかにする

BY JUN ISHIDA

 世界のアート界で綺羅星のごとく活躍する草間彌生、李禹煥(リウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司の作品が一堂に会する豪華な展覧会が、森美術館で開催される。展覧会のタイトルは、その名も「STARS」だ。

画像: ボートを覆うピンクの突起物は、草間彌生の作品に繰り返し登場する“増殖するファルス”の象徴 YAYOI KUSAMA PINK BOAT 1992 COLLECTION: NAGOYA CITY ART MUSEUM

ボートを覆うピンクの突起物は、草間彌生の作品に繰り返し登場する“増殖するファルス”の象徴
YAYOI KUSAMA PINK BOAT 1992 COLLECTION: NAGOYA CITY ART MUSEUM

 6名のアート界のスターたちによる最新作と世界的に評価されるきっかけとなった作品という新旧の代表作に加え、彼らのこれまでの活動を振り返るうえで欠かせない過去の展覧会の記録写真、カタログなどの貴重な資料の展示も行われる。加えて、会場には1950年代以降に海外で行われた日本の現代美術をテーマにした展覧会を50展厳選して紹介するコーナーも登場。

 現代美術への関心が高まりつつある今、世界のアート界における日本の立ち位置を知るうえで重要な展覧会となりそうだ。

画像: 杉本博司の最初の写真作品シリーズ「ジオラマ」。このシリーズがニューヨーク近代美術館のキュレーターの目にとまり、買い上げられる HIROSHI SUGIMOTO POLAR BEAR 1976

杉本博司の最初の写真作品シリーズ「ジオラマ」。このシリーズがニューヨーク近代美術館のキュレーターの目にとまり、買い上げられる
HIROSHI SUGIMOTO POLAR BEAR 1976

画像: 奈良美智が2003年以来作り続けている「小屋」。内部には奈良のアトリエが再現されている YOSHITOMO NARA VOYAGE OF THE MOON (RESTING MOON) / VOYAGE OF THE MOON 2006 COOPERATION PROVIDED BY: GRAF COLLECTION: 21ST CENTURY MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, KANAZAWA PHOTO: NAKAMICHI ATSUSHI / NACÁSA & PARTNERS

奈良美智が2003年以来作り続けている「小屋」。内部には奈良のアトリエが再現されている
YOSHITOMO NARA VOYAGE OF THE MOON (RESTING MOON) / VOYAGE OF THE MOON 2006 COOPERATION PROVIDED BY: GRAF COLLECTION: 21ST CENTURY MUSEUM OF CONTEMPORARY ART, KANAZAWA PHOTO: NAKAMICHI ATSUSHI / NACÁSA & PARTNERS

『STARS展:現代美術のスターたち─日本から世界へ』
会期:2020年7月31日(金)~2021年1月3日(日)
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階
開館時間:10:00〜22:00(火曜〜17:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
入館料:一般 ¥1,800、大学・高校性 ¥1,200、中学生〜4歳 ¥600、シニア(65歳以上) ¥1,500
電話:03(5777)8600(ハローダイヤル)
公式サイト

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