森英恵や三宅一生、川久保玲といったデザイナーたちの仕事、そしてファッションにまつわる社会現象やムーブメントを包括的に紹介する展覧会『ファッション イン ジャパン』が、東京・国立新美術館で開催される
「ファッションは時代を映す鏡」。国立新美術館で開かれる『ファッション イン ジャパン』は、その言葉の真意をありありと実感させる展覧会だ。主題は、日常服が着物から洋服へとシフトした第二次世界大戦以降の日本のファッション。森英恵や三宅一生、川久保玲ら60以上のデザイナーやブランドの衣装を集め、装いの変容、それに影響を与えた社会現象を紹介する。
生活史の視点に基づいた展示物もユニークだ。戦後の物資不足を背景に花開いた洋裁ブームや、上皇后美智子さまの装いに国民が熱狂したミッチーブーム。80年代のアイドルのステージ衣装やストリート、ギャルファッションも本展の重要な題材である。流行の起爆剤となった映画や雑誌などの資料も展示。戦後から現在までの日本の服飾史を立体的に総覧できる。
『ファッション イン ジャパン 1945-2020 ―流行と社会』
会期:6月9日(水)~9月6日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
住所:東京都港区六本木7-22-2
開館時間:10:00~18:00(※入場は閉館の30分前まで)
休館日:火曜
観覧料:一般¥1,700、大学生¥1,200、高校生¥800、中学生以下無料
※事前予約制。詳細はこちらから
電話:03(5777)8600(ハローダイヤル)
公式サイト