ビジネスの拠点として、またレジャースポットとしてもにぎわう恵比寿ガーデンプレイス。シャトーレストラン ジョエル・ロブションの上陸、クリスマスシーズンの風物詩となった世界最大級のバカラシャンデリアのイベントなど、1994年の開業から20年以上経つ今も話題にはことかかない。昨年の秋には、東京都写真美術館沿いにレンガ作りの路地裏横丁「BRICK END」がオープン。昔ながらの呑み屋横丁をモダンに昇華させた飲食店やバー、スナックなどが建ち並ぶ。


 そして、この8月26日(土)、ガーデンプレイスのランドマークでもある38~39階の「TOP of YEBIS」が装いもあらたに生まれ変わる。高層階から見渡す都心の景色とともに食事を楽しむことができるこのレストランエリアでは、これまでも和洋中の名店の味を堪能できたが、今回のリニューアルでさらなる進化を遂げる。中でも注目すべきは、日本初上陸となるオーストラリアのモダン・タイ・レストラン「Longrain(ロングレイン)」だ。



ウッディなインテリアとグリーンを基調とした店内には東南アジアの雰囲気が漂う。

最上階から一望できる東京の風景が、解放感のあるフロアを引き立てる

COURTESY OF LONGRAIN 



 1999年にオープンした「Longrain」は、現在、メルボルンとシドニーの2店舗で展開。モダンな店内のデザイン、タイ料理ならではの辛味、甘味、酸味、塩味がバランスよく混じりあい、スパイスの香りが効いた彩り鮮やかなメニューに定評がある。たとえばタイナスなどの野菜をふんだんに使ったグリーンカレーは、ぴりりとスパイシーな中にタイバジルの独特な香りがパンチを添える。網目状の卵で包んだユニークなサラダ「エッグネット」は、酸味の強いすっきりとしたキュウリのレリッシュを添えればますます食がすすむ。こうした"本場の味"へのこだわりは、オーナーのサム・クリスティがティーンエイジャーの頃、タイで初めて食べた地元の料理の強烈な印象が根底にあるという。



(写真左)オーナー 兼 ソムリエのサム・クリスティ。

昨年、東京・銀座にオープンした「The APOLLO」のオーナーも務める実力派だ


(写真右)エグゼクティブ・シェフのグリフ・パメント。

「bills」のシェフ&クリエイティブディレクターを務め、

現在は、Longrainのオーストラリア・日本のメニューを開発に携わる

COURTESY OF LONGRAIN



 エグゼクティブ・シェフを務めるグリフ・パメントは、日本でのメニューを開発するにあたり、タイ料理と日本料理の共通点に着目した。「発酵した食材を使ったり、お米を一緒に食べるなどの共通点がある一方で、フレッシュなハーブやスパイスを大量に使うというタイ料理ならではの魅力もある。日本には素晴らしい食材があるので、タイ料理に合う刺激的な食材に出合えることが楽しみです」



(写真左)「海老のベテルリーフ」。

ベテルリーフとは、キンマの葉のこと。

東南アジアでは口内を浄化し、腸の動きを活発にすることで知られる。

キンマの葉に、エビや野菜をのせたヘルシーな前菜


(写真右)「エッグネット キュウリレリシュ」

豚肉、エビ、ビーンズスプラウトの上に、

蜘蛛の巣のように網目状に仕上げた卵をのせたサラダ。

別添えの“キュウリのレリッシュ”で口直しを

PHOTOGRAPH BY TERUAKI KAWAKAMI



(写真左)「シーフード揚げ春巻き」

爽やかな辛味のある“グリーンナムジムソース”で食べる


(写真右)「ポークホック スパイスキャラメリゼ」

スパイスで下味のついた豚のすね肉を素揚げして旨味をとじこめたあと、

ゆっくと煮込み、キャラメルソースを絡めた一品。

表面はカリッとして、スパイシーな甘さが味わい深い

PHOTOGRAPH BY TERUAKI KAWAKAMI



 日本の食材を活かした本場さながらのメニューに合わせて、ビオをはじめとしたワインも豊富にそろう。約160席を要するフロアから、夜景を眺めつつカクテルを楽しむもよし、個室でモダンにアレンジされたタイ料理に舌鼓をうつもよし。恵比寿の夜を盛り上げる、新たなホットスポットになりそうだ。




Longrain(ロングレイン)


住所:東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー 39階

営業時間:

月~金 11:30~16:00(LO 15:00) /17:30~23:00(LO 22:30)

土・日・祝日 11:30~23:00(LO 22:30)

電話:03(5424)1300

公式サイト






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