私の最新の絵本『チベタン・アイデンティティ』。表紙はチベットに存在するすべてのチベット人たちを描いた。広いチベットでは地域ごとに民族衣装も言葉も異なるのだが、彼らの輪の中央に「チベット」というチベット文字を描いた。文字はヒマラヤの幻の花、ブルーポピーで構成している。「チベット人であるとはどういう意味か?」という問いについて、世界各地で難民として暮らすチベット人の若者35人のエッセイが寄せられている。チベット難民とチベット内で苦しむチベット人を団結させているのは猊下の存在だ。それでも対立はあり、猊下の亡きあとに混乱が起こることが懸念される。この本が、彼らのアイデンティティを見つめ直すひとつの機会となり、誇りと団結につながることを願っている
COURTESY OF RIMA FUJITA
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