アクタス、カッシーナ、カリモク家具、ハーマンミラーなど人気のインテリアブランドより、木製テーブルを厳選紹介。人と集う機会も増える春に向けて、デザイナーズ家具でダイニングをおしゃれにブラッシュアップ!

BY EMI ARITA

アクタスの「TECTA M21 テーブル」

画像: 「TECTA M21 テーブル」<H75×W175×D137cm>¥732,600〜/アクタス COURTESY OF ACTUS

「TECTA M21 テーブル」<H75×W175×D137cm>¥732,600〜/アクタス

COURTESY OF ACTUS

 バウハウスの精神を継承し、名作家具の復刻やオリジナル製品を手がけるドイツのインテリアブランド「TECTA(テクタ)」。「M21 テーブル」は、そんなTECTA製品を数多く取り扱うアクタスで、発売から30年以上経った今なお絶大な人気を誇り、2024年にはグッドデザイン賞を受賞した。
 いちばんの魅力は多彩なシーンに寄り添う使い勝手の良さ。20世紀を代表する建築家・デザイナーのジャン・プルーヴェとの協働で生まれた、四角でも丸でもない不思議なフォルムの天板は、向かい合って座る人同士の視線をずらし、心理的な圧迫感を軽減。大人数でテーブルを囲んだときはもちろん、家族やパートナーがそれぞれ仕事や勉強など別の作業をするにも視線が気にならず、適度な距離感を保ってくれる。丸い穴がアクセントになったベースに、シェルフとしての機能が備わっているのも便利。日常も、ゲストを招いた食卓も、快適さをもたらしてくれるテーブルで、理想のダイニングを叶えて。

画像: COURTESY OF ACTUS

COURTESY OF ACTUS

アクタス
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カッシーナの「フォルム リーブル」

画像: 「フォルム リーブル」<H74×W236×D107cm>¥2,750,000〜/カッシーナ COURTESY OF CASSINA IXC.

「フォルム リーブル」<H74×W236×D107cm>¥2,750,000〜/カッシーナ

COURTESY OF CASSINA IXC.

 日本のモダニズムデザインにも多大な影響をもたらした、フランスの建築家・デザイナーのシャルロット・ペリアンがデザインしたカッシーナの「フォリム リーブル」。1959年に自身のモンパルナスのスタジオ用に製作した「自由な形のテーブル」シリーズのひとつで、厚みのある天板のアシンメトリーなデザインが印象的。
 大きなオーバル型1本と、細身の円錐形の2本と、異なる形を組み合わせた3本の脚もおしゃれ。コンパクトなサイズ感ながら、変形型の天板と広々とした足元により、約10名まで座ることが可能。家族や友人を招いたおもてなしの席でも活躍してくれる。マホガニー材の美しい木目を楽しめるナチュラル仕上げのほか、ブラックや淡いブルーなどで色づけされたグロッシー塗装仕上げもセレクトできる。

画像: COURTESY OF CASSINA IXC.

COURTESY OF CASSINA IXC.

カッシーナ・イクスシー 青山本店
TEL. 03-5474-9001
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カリモクニュースタンダードの「スペクトラムST 」

画像: 「スペクトラムST 190」<H74.5×W190×D80cm>¥269,500/カリモクニュースタンダード COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD

「スペクトラムST 190」<H74.5×W190×D80cm>¥269,500/カリモクニュースタンダード

COURTESY OF KARIMOKU NEW STANDARD

 薄い長方形の天板とコンパス型の脚を組み合わせたグラフィカルなデザインが印象的な、カリモクニュースタンダードの「スペクトラム ST」。ベルリンを拠点に活躍するデザインスタジオ、ゲッケラー・ミヘルスが、日本建築のミニマリズムに着想を得てデザインした家具シリーズで、国産ナラ材の温もりと、直線的なラインのスタイリッシュさを見事に融合させている。
 サイズは幅165cm、190cm、240cmの3種。それぞれピュアオークとブラックの2色からセレクト可能。ほかにも、ケーブルマネジメント付きのワークステーションテーブルやハイテーブル、さらには同じデザインのベンチなどを展開。多彩なバリエーションを組み合わせて、住まい全体をトータルコーディネートするのもおすすめ!

画像: PHOTOGRAPH BY MASAAKI INOUE, BOUILLON

PHOTOGRAPH BY MASAAKI INOUE, BOUILLON

カリモクニュースタンダード
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HAY(ヘイ)の「ループスタンド ラウンドテーブル」

画像: 「ループスタンド ラウンドテーブル」<φ120×H74cm>¥187,000/HAY COURTESY OF HAY

「ループスタンド ラウンドテーブル」<φ120×H74cm>¥187,000/HAY

COURTESY OF HAY

 カラフルなスチールの脚で、ダイニングのコーディネートにもアクセントを添えてくれる、HAY(ヘイ)の「ループスタンド ラウンドテーブル」。デンマークのデザイナー、レイフ・ヨルゲンセンがデザインした「ループスタンド」シリーズの丸テーブルで、北欧デザインらしいシンプルで無駄のない美しさが光る。
 限られたスペースにも収まるコンパクトなサイズ感ながら、3本脚により足元の空間に余裕があり、椅子をセットしても狭さを感じないのも魅力。木製、ファブリック、レザーなど、あらゆるタイプのダイニングチェアとも合わせやすく、コーディネートの幅も広げてくれそう!天板はナチュラルな風合いが楽しめるオーク材。スチールの脚は、深みのあるディープレッド、ディープブルーの2色からセレクトできる。

画像: COURTESY OF HAY

COURTESY OF HAY

HAY JAPAN
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ハーマンミラーの「ネルソン エックスレッグテーブル」

画像: 「ネルソン エックスレッグテーブル」<H74×W152.5×D76.5cm>¥392,700/ハーマンミラー COURTESY OF HERMAN MILLER

「ネルソン エックスレッグテーブル」<H74×W152.5×D76.5cm>¥392,700/ハーマンミラー

COURTESY OF HERMAN MILLER

 ハーマンミラーのデザインディレクターを務め、ミッドセンチュリーを代表する数々の名作を生み出したジョージ・ネルソン。1950年にデザインした「ネルソン エックスレッグテーブル」も、ジョージ・ネルソンを代表する作品のひとつ。その名の通り、X字にクロスした脚がシンプルなテーブルのアクセントとなり、実用性と見た目の美しさを見事に両立させている。
 ベースはクローム、ホワイト、ブラックの3種。天板トップは、深みのあるウォルナット、すっきりとした印象のホワイトアッシュ、しっかりとした木目も楽しめるサントスパリサンダーの3種から選べるベニア仕上げのほか、2種のラミネート仕上げもセレクト可能。サイズも奥行きや幅が異なる3種が揃う。好みのスタイルで、名作テーブルをお迎えして。

画像: COURTESY OF HERMAN MILLER

COURTESY OF HERMAN MILLER

ハーマンミラーストア 丸の内
TEL. 03-3201-1820
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天童木工の「ダイニングテーブル T-2720NA-NT」

画像: 「T-2720NA-NT」<H70×W150×D80cm>¥121,000/天童木工 COURTESY OF TENDO MOKKO

「T-2720NA-NT」<H70×W150×D80cm>¥121,000/天童木工

COURTESY OF TENDO MOKKO

 日本のモダンデザインの創世記を支え、デンマークの巨匠ハンス J. ウェグナーとも親交の深かった水之江忠臣がデザインした、天童木工の「ダイニングテーブル T-2720NA-NT」。神奈川県立図書館の閲覧用の椅子として設計した名作椅子「S-0507」に合わせてデザインされたもので、木工テーブルならではの素朴さと温かさを持ち、心地よく穏やかなダイニングを演出してくれる。
 立ち上がった際に視界に入らないよう工夫された幕板(脚と脚をつなぐ板)の形状や、テーパーをつけた脚による軽快なデザインも印象的。サイズバリエーションは、4〜6人で座れる幅150cmサイズのほか、ひとまわり小ぶりな幅120cm、カフェテーブルやワークデスクにもおすすめの幅80cmの全3種。

画像: 写真の椅子が、水之江作品を代表するブックチェア「S-0507」 COURTESY OF TENDO MOKKO

写真の椅子が、水之江作品を代表するブックチェア「S-0507」

COURTESY OF TENDO MOKKO

天童木工 
TEL. 0120-01-3121
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イデーの「カーヴド プライウッド テーブル」

画像: 「カーヴド プライウッド テーブル」<H70×W200×D125cm>¥759,900/イデー COURTESY OF IDÉE

「カーヴド プライウッド テーブル」<H70×W200×D125cm>¥759,900/イデー

COURTESY OF IDÉE

 独創的な天板のフォルムから「くじらテーブル」の愛称で親しまれているイデーの「カーヴドプライウッドテーブル」。NHK『世界はほしいモノであふれている』のスタジオでも採用されていたことから、目にしたこともある人も多いだろう。不思議なカーブを描く天板に加えて、波打つようにデザインされた2本の脚もインパクト抜群。
 食卓としてはもちろんのこと、幅が広めの部分を使えば、PCを広げるにもちょうどよく、リモートワークの際のワークスペースとしても重宝。カラーは柔らかな風合いのナチュラルと、シックなインテリアにも合わせやすいダークブラウンの2色。椅子もあえて形や色を揃えずコーディネートすれば、より個性的なダイニングに仕上がりそう!

画像: PHOTOGRAPH BY Akiko Baba

PHOTOGRAPH BY Akiko Baba

IDÉE(イデー)
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マルニ木工の「Tako ラウンドテーブル」

画像: 「Tako ラウンドテーブル」<H70×W150×D150cm>¥790,900/マルニ木工 COURTESY OF MARUNI WOOD INDUSTRY INC.

「Tako ラウンドテーブル」<H70×W150×D150cm>¥790,900/マルニ木工

COURTESY OF MARUNI WOOD INDUSTRY INC.

 しなやかなカーブを描く脚がおしゃれなマルニ木工の「Tako ラウンドテーブル」。日本を代表するデザイナー深澤直人による「Takoシリーズ」のテーブルで、輪郭に沿ってお椀のように丸みを取った天板のシルエットも印象的。
 4本の脚をつなぐフレームは、天板の中央部に配置されているため、椅子をセットしても足元の空間が広々としているのも特徴。マルニ木工の卓越した加工技術により、曲木を使わず、切削加工のみで成形した彫刻的で柔らかなフォルムで、洗練された美しいダイニングを叶えてくれる。天板は無垢材のほか、人工大理石、セラミックもセレクト可能。同シリーズの椅子と合わせて、トータルコーディネートを楽しむのもおすすめ。

画像: COURTESY OF MARUNI WOOD INDUSTRY INC.

COURTESY OF MARUNI WOOD INDUSTRY INC.

マルニ木工
TEL. 03-5614-6598
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