豹の意匠は、カルティエの歴史のなかでどのように生まれ、育まれてきたか。その原点に立ち返るネックレスが登場

BY NANCY HASS, PHOTOGRAPH BY FLORENT TANET, TRANSLATED BY JUNKO KANDA

「パンテール」(豹)は一世紀以上にわたってカルティエのライトモチーフであった。1847年の創業以来パリを本拠地とするカルティエが、この優美な野生動物と初めて縁を結んだのは1914年。この年にメゾンが制作した女性用プラチナ製リストウォッチのケースに、豹のエレガントな斑点を抽象化した意匠が、オニキスとダイヤモンドで表現されていたのだ。ジャンヌ・トゥーサンがクリエイティブ・ディレクターとしてクリエーションを率いていた数十年間に、カルティエは次第に豹を具象的に解釈するようになった。その代表作が、1940年代末から1950年にかけてウィンザー公爵夫人のために作られた立体的なブローチやブレスレットである。パンテールのエメラルドやダイヤモンドの目は生命を宿し、輝いているかのようだった。

画像: 「エミス」ネックレス 〈プラチナ、クッション カット クンツァイト(71.08ct)、オパール、ピンク ブリリアントカット ダイヤモンド、ホワイト ブリリアントカット ダイヤモンド〉(参考商品)/カルティエ

「エミス」ネックレス
〈プラチナ、クッション カット クンツァイト(71.08ct)、オパール、ピンク ブリリアントカット ダイヤモンド、ホワイト ブリリアントカット ダイヤモンド〉(参考商品)/カルティエ

 自然界をよりメタフォリックにジュエリーで表現するのがトレンドとなっている現在、カルティエのパンテールは当初のコンセプチュアルなデザインへと原点回帰した。上のネックレス――バイオレット、コバルトブルー、グレーの遊色効果が美しい、半透明の大きなオパールが滝のように連なり、中心には70カラットを超えるパープルピンク・クンツァイトが君臨している――を目にして、林の中を矢のように駆け抜ける豹の、斑点のある艶やかな毛並みをあなたは連想しないだろうか? それとも、こうして並んだ貴石は、追跡者から逃れるために豹が軽やかに跳ねて踏んでいく河原の石なのだろうか?

問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター
フリーダイヤル:0120-301-757
公式サイト

 

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