BY KANA ENDO
コスモグラフ デイトナ以外にも、注目の新作を豊富にラインナップ
2023年はロレックスの人気モデルのひとつ「オイスター パーペチュアル コスモグラフデイトナ」の誕生60周年を迎える節目の年で、コレクション全体をアップデートし注目を集めた。さらに新たなドレスウォッチ「パーペチュアル1908」の登場や、ダイヤルに工夫を凝らしたモデルなど、ディテールやメカの進化だけでなく見た目に愉しいモデルもラインナップし、華やかな新コレクションとなった。
『オイスター パーペチュアル』
オイスター パーペチュアルにカラフルなドットを散りばめた新ダイヤルが追加された。このモチーフは「セレブレーション」と名付けられ、2020年に発表したラッカーダイヤルに用いたカラーである、キャンディピンク、ターコイズブルー、イエロー、コーラルレッド、グリーンの5色で構成されている。ターコイズブルーのラッカーをベースに、黒縁で囲われた様々な大きさのドットが、ポップにダイヤルを彩り、楽しげに時刻を告げてくれる。オイスタースチール製で、31㎜、36㎜、41㎜の3サイズがラインナップ。
『パーペチュアル1908』
今年、ロレックスは「パーペチュアル コレクション」という新しいコレクションを発表した。そのラインナップ第一弾がこの「パーペチュアル 1908」だ。モデル名の1908は、創立者ハンス・ウイルスドルフが、ロレックスをスイスで商標登録した年にちなんで名付けられた。これまでロレックスのドレスウォッチといえばチェリーニが知られていたが、今後は廃盤となる。ドームとフルーテッドを組み合わせたベゼルが特徴的で、インデックスはアラビア数字とファセット加工のアワーマーカーを組み合わせたクラシックなスタイルだ。6時位置にスモールセコンドを備え、その上に沿うように「Superlative Chronometer」の文字が記される。ケース素材はイエローゴールドとホワイトゴールドの2種類、ダイヤルカラーはそれぞれホワイトとブラックの計4モデルがラインナップする。
『オイスター パーペチュアル ヨットマスター 42』
「オイスター パーペチュアル ヨットマスター 42」の新モデルは、強度と軽さを兼ね備えた合金、RLXチタンをケースとブレスレットに採用した。同素材をヨットマスター モデルに採用するのは初となる。RLXチタンはロレックスが特別に採用したグレード5のチタン合金で、非常に軽量で機械的強度と耐蝕性に優れる素材。また、デザインに合わせてポリッシュ仕上げやサテン仕上げを施すことができる点も特徴のひとつで、本作はテクニカルサテン仕上げにより、ステンレススティールとは異なるマットな印象を醸している。両方向回転ベゼルにはマットブラックセラミック製のセラクロムベゼルインサートを搭載。サテン仕上げのブラックダイヤルを備え、約70時間のパワーリザーブを誇る。
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