稀代の“おしゃれ食いしん坊”として鳴らす、ライター・桂まり。趣味は世界各地に出向き、料理教室へ行くこと。気ままな旅がままならぬ昨今も万全の配慮をしつつ、おいしいものの追求には余念なし。そんな彼女の「食いしん坊部」活動のご報告、第四回は「沖縄の、新旧私好みの店と味はこちら」

TEXT AND PHOTOGRAPHS BY MARI KATSURA

 沖縄に旅したら、毎食沖縄そばでもご機嫌な私ですが、さまざまにおいしい新旧のオススメがどんどん膨らんでいるのが現状。美しい海に囲まれたちゅら島の元気な食材でエネルギー充電。新しいホテルや店も増え、ワクワクが尽きない。

目からウロコの美味しさ!「タイムレス チョコレート」のサラダとサンドイッチ

 海を見ながらのテラス席で、サラダランチならここ! 厳選したカカオ豆と県産サトウキビのみでチョコレートを手作りする、タイムレス のコンセプトカフェが素晴らしい。サラダのドレッシングに酸味のあるカカオの実の果肉を使っていたり、このサラダのために飛行機に乗りたいほど。そして、これまた大好きなTESIOのハムが挟まっているほんのりビターなカカオクロワッサンのサンドイッチにもノックアウト。ボリューミーなサンドイッチも人気だ、多良間島の黒糖や島ザラメを使ったチョコレートももちろんおいしい! 9月にはパン工房もオープンするそうで、再訪が今からとても楽しみ。

画像: カカオニブ入りの自家製ファラフェルが美味。「カカオサラダボウル」 ¥1,300

カカオニブ入りの自家製ファラフェルが美味。「カカオサラダボウル」 ¥1,300

画像: カカオクロワッサンに、沖縄で作っているTESIOのハム。「CLASIC H.L.T サンドイッチプレート」¥1,300

カカオクロワッサンに、沖縄で作っているTESIOのハム。「CLASIC H.L.T サンドイッチプレート」¥1,300

画像: 「自家製カカオ食パンと県産野菜のフムスサンドイッチプレート」¥1,300 ※旬の素材を使用しているので、季節によりメニューの展開が異なります

「自家製カカオ食パンと県産野菜のフムスサンドイッチプレート」¥1,300
 ※旬の素材を使用しているので、季節によりメニューの展開が異なります

タイムレス チョコレート ハーバー ビュー
住所:沖縄県中頭郡北谷町港14-14
営業時間:9:00〜19:00
TEL. 098(923)2880
公式サイトはこちら

7月に開業した「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」のパンが格別!

 それぞれ個性があって魅力的なホテルの開業ラッシュとなっている沖縄。7月23日にオープンした琉球ホテル&リゾート 名城ビーチは、那覇空港から南に約20分、1.8キロの白砂のビーチと6種のプールが自慢なのですが、ここのプレミアクラブラウンジ専任のパン職人のパンとペイストリーがまた、素晴らしい! ブランチは8時から12時と時間も長めで、25種ほどのパンが並ぶその光景にまず心奪われる。豚の角煮とキーマカレーがカダイフをあしらった生地に包まれたカレーパンや、フルーツの乗ったペイストリーの上品なフィリングにもうっとり。胃袋掴まれました、完全に。

画像: 朝も昼も通ってしまう、プレミアクラブラウンジ(※スイートルームおよびプレミアクラブルームに宿泊のお客様専用)のブランチタイム。※写真のパンはプレミアクラブラウンジ専用だが、「Nashiro」での朝食ブッフェでは焼きたてのクロワッサンやいちご食パンなど豊富な種類を楽しめる

朝も昼も通ってしまう、プレミアクラブラウンジ(※スイートルームおよびプレミアクラブルームに宿泊のお客様専用)のブランチタイム。※写真のパンはプレミアクラブラウンジ専用だが、「Nashiro」での朝食ブッフェでは焼きたてのクロワッサンやいちご食パンなど豊富な種類を楽しめる

画像: 同ラウンジにある沖縄本島北部の伊江島の伊江ソーダ。乳酸ホワイトソーダ、黒糖ブラックコーラ、パッションフルーツピンクドラゴン、シークァーサーグリーンマースの4種。ホテル1階のショップ「THE MARKET」でも1本450円で販売。

同ラウンジにある沖縄本島北部の伊江島の伊江ソーダ。乳酸ホワイトソーダ、黒糖ブラックコーラ、パッションフルーツピンクドラゴン、シークァーサーグリーンマースの4種。ホテル1階のショップ「THE MARKET」でも1本450円で販売。

画像: 沖縄南部糸満市の名城ビーチが広がるリゾート。白砂のビーチと6つのプールを満喫できる

沖縄南部糸満市の名城ビーチが広がるリゾート。白砂のビーチと6つのプールを満喫できる

画像: 全室オーシャンビュー、バルコニーが広いのも自慢の客室

全室オーシャンビュー、バルコニーが広いのも自慢の客室

琉球ホテル 名城ビーチ
住所:沖縄県糸満市名城963
TEL.:098-997-5550 
公式サイトはこちら

「Atelier cafe bar 誠平」の癒しのリリコイバター

 言わずと知れた沖縄土産の定番、Atelier cafe bar誠平のリリコイバター。10年以上前に、そのセンスの良さ、おいしさの組み立て方に圧倒されて以来の、長い付き合いになる。今帰仁のキッチンで、金井亮輔さんが創るコーディアルやリリコイバターは、スピリットを感じる逸品。このリリコイバターには、沖縄本島北部・本部町にある農園のパッションフルーツとシークァーサーがぎゅっと詰まっている。タイムレスチョコレートとのコラボ商品などもあり、那覇のリキッドなどでも購入できる。

画像: 一口で南国に連れて行ってくれるリリコイバタ−(140g)¥1,425

一口で南国に連れて行ってくれるリリコイバタ−(140g)¥1,425

画像: 帰宅してから家で作った、リリコイバターを隠し味にしたグリルドサンドイッチ

帰宅してから家で作った、リリコイバターを隠し味にしたグリルドサンドイッチ

桂まり
雑誌「SPUR」「eclat」などで、フード&トラベル、インタビュー記事を担当するライター。趣味は世界各国で料理教室に行くこと。温泉保養士。Instagramはこちら

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