シャネルの若手音楽家支援プログラム「シャネル・ピグマリオン・デイズ」。コロナ禍により、プログラムに選出された音楽家たちのコンサートが開けずにいるなか、シャネルは、新たなサポートとして5人の素顔とソロ演奏を収録したスペシャル動画の配信を行う

BY MASANOBU MATSUMOTO

 シャネルの創設者、ガブリエル・シャネルは、ファッションのみならず芸術全般を深く愛した人物だった。パブロ・ピカソやジャン・コクトー、ルキノ・ヴィスコンティ、作曲家のイゴーリ・ストラビンスキーらと交流し、彼らの芸術活動を支援。ストラビンスキーにいたっては、なかなか理解されずにいた彼の表現性をいち早く評価し、作曲に集中するための仕事場まで無償で提供した。親友のひとりで伝記『ココ・シャネル』を記した精神分析学者のクロード・ドレは、そんなガブリエルを“ピグマリオン(才能を信じ、支援して、開花させる人)”と讃えた。

 シャネルが2005年より行なっている「シャネル・ピグマリオン・デイズ」は、ガブリエルの“ピグマリオン精神”を今に受け継ぐ、若手音楽家支援プログラムだ。毎年、5名の将来有望なクラシック音楽の演奏家や歌手を公募で選び、1年を通じてコンサートの場を提供。選曲はそれぞれ音楽家たちが決定し、演奏会の途中、作曲家や楽曲の解釈、テーマ設定を観客にプレゼンテーションする場も設けられる。いわばサロン・コンサートのようなスタイルで、彼らは演奏の実践的な経験を積むとともに、自己表現力やコミュニケーションスキルを磨いていく。昨年までに78名の音楽家がここからプロフェッショナルとしての新しい一歩を踏み出した。

画像: 2020年のプログラムに選出された5名の音楽家。(左上から時計回りに)前田妃奈(ヴァイオリン)、水野優也(チェロ)、平間今日志郎(ピアノ)、八木大輔(ピアノ)、鈴木玲奈(ソプラノ) © CHANEL

2020年のプログラムに選出された5名の音楽家。(左上から時計回りに)前田妃奈(ヴァイオリン)、水野優也(チェロ)、平間今日志郎(ピアノ)、八木大輔(ピアノ)、鈴木玲奈(ソプラノ)
© CHANEL

 2020年のプログラムでは、5人の音楽家を選出。しかし、コロナ禍の影響により2月からのコンサートは休演、7月の公演も中止を余儀なくされている状況だ。そこでシャネル・ピグマリオン・デイズでは、新しいサポートとして、5人へのインタビューとソロ演奏を収めたスペシャル動画を公式サイトで配信することを決めた。

 若き音楽家はいま何を考え、どんな音楽と向き合っているのか。そしてどんな音を演奏してくれるのか―― ムービーは3回にわたり、週末の3日間限定で公開。彼らの素顔とフレッシュな才能を堪能したい。

<配信スケジュール>
第1回:7月17日(金)10:00〜7月20日(月)10:00
前田妃奈(ヴァイオリン)

第2回:7月23日(木・祝)10:00〜7月26日(日)10:00
水野優也(チェロ)、平間今日志郎(ピアノ)

第3回:7月31日(金)10:00〜8月3日(月)10:00
八木大輔(ピアノ)、鈴木玲奈(ソプラノ)

配信サイトはこちら
※ 7月17日(金)より公開

問い合わせ先
シャネル・ネクサス・ホール事務局
TEL. 03(3779)4001

 

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