「ルイ・ヴィトン」の創業者、ルイの生誕200周年を祝すプロジェクト「LOUIS 200」がスタート。ゲームやドキュメンタリー映像の公開、BTS等が手がけた作品がウィンドウを飾るなど、彼の人生を讃えるさまざまなプログラムが展開される

BY T JAPAN

 ルイを讃えて――。「LOUIS 200」は、世界的なラグジュアリーメゾンの礎を築いたひとりの起業家にして冒険家、デザイナー、何より革新者であったルイ・ヴィトンの人生に思いを馳せ、彼が残したさまざまなヘリテージを今の時代に活躍するクリエイターたちのヴィジョンを通して表現する一大プロジェクトだ。

 ルイは1821年8月4日に誕生した。故郷であるジュラ地方の山間の村、アンシェを旅立ったのは14歳のとき。2年におよぶ徒歩の旅を経てパリに辿り着いた。荷造り用木箱を作る職人のもとで見習いとして働き、1854年にヴァンドーム広場からほど近いヌーヴ・デ・カプシーヌ通り4番地に自らのメゾンをオープン。ナポレオン三世の皇后ウジェニーのトランク製造を手がけるなど、その名声を高めていく。交通手段の発達とともにトランクの重要性も高まることを直感した彼は、防水性のあるキャンバスを開発したり、蓋を平らにするなどトランクの構造に工夫を加え、機能性を向上させた。200年を経た現在もなおメゾンに受け継がれる先進性や創造性あふれるスピリットは、まさにルイのDNAと言える。

 そんなルイの人生の冒険に光を当て、追体験できるプロジェクト「LOUIS 200」では、数多くの魅力的なコンテンツが用意されている。ルイのパリへの“はじまりの旅”からインスパイアされたゲーム「LOUIS THE GAME」では、メゾンのマスコット、ヴィヴィエンヌが時を超えて6つの架空の世界をめぐる冒険の旅に出る。最新アニメーションとメゾンの伝統が融合する世界観や、ゲーム内に組み込まれた30作品のNFT(非代替性トークン)アートも見どころ。うち10作品は、2019春夏ウィメンズ・コレクションでニコラ・ジェスキエールと初タッグを組んだデジタルアート界の寵児、BEEPLEが制作したものだ。

画像: 「LOUIS THE GAME」は、APP STOREまたは、GOOGLE PLAYからダウンロード可能

「LOUIS THE GAME」は、APP STOREまたは、GOOGLE PLAYからダウンロード可能

 全世界のショップを飾るウィンドウディスプレイでは、メゾンのアイコンであるトランクにさまざまな再解釈を加えた作品が披露される。手がけたのは、BTS、藤本壮介、NIGO®︎はじめ、画家、建築家、ダンサー、宇宙飛行士、パラリンピアン、詩人など、ジャンルを超えた200名のビジョナリー=先見性に優れたクリエイターたちだ。ルイが1850年代に製作したトランクの原型に近いサイズのボックスをベースに、AR(拡張現実)を使用したり、精巧な職人技による仕掛けを施したり、文字を書いたりと、それぞれの手法で道ゆく人の目を楽しませる。この企画では、各クリエイターや団体名義で、合計200万ユーロが15の非営利団体に寄付される。若者や恵まれない環境の人々が、芸術や創造性に触れるよう支援する活動を行っていることが、団体の選定基準となっている。

画像: ルイ・ヴィトン表参道店のウィンドウディスプレイ

ルイ・ヴィトン表参道店のウィンドウディスプレイ

画像: ジャン=ミシェル・オトニエル(左)、BTS(右)による作品 PHOTOGRAPHS:COURTESY OF LOUIS VUITTON

ジャン=ミシェル・オトニエル(左)、BTS(右)による作品
PHOTOGRAPHS:COURTESY OF LOUIS VUITTON

 ほかにも、アレックス・カッツが描くルイの三連の肖像画の公開、フランス人作家キャロリーヌ・ボングランによる小説の出版(フランス語と英語で10月に出版予定)、さらにルイの人生を辿る史上初のドキュメンタリー映像『LOOKING FOR LOUIS(ルイを探して)』(12月より APPLE TVにて視聴可能)の公開など、さまざまなプログラムが年末にかけて展開される。

 ルイ・ヴィトンという人物にあらゆる確度からスポットを当て、多層的に掘り下げるプロジェクト「LOUIS 200」。ゲームや映像、ウィンドウディスプレイを楽しみながら、200年前にフランスの小さな村で誕生した、ひとりの偉大なるビジョナリーの人生の冒険を追体験してみたい。

問い合わせ先
ルイ・ヴィトン クライアントサービス
フリーダイヤル:0120-00-1854
公式サイト

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