目の前に広がるのは、緑濃いジャングルと青い空、青い海だけ。タイ・プーケットの高台に、眺望絶佳のリゾートステイ「Villa Similan」が完成した

BY JUNKO ASAKA

画像: ダイニングルーム仕様にしたオープンエアのサラ(東屋)。 絶景をひとりじめしながら朝食を

ダイニングルーム仕様にしたオープンエアのサラ(東屋)。
絶景をひとりじめしながら朝食を

 世界のラグジュアリーホテル、リゾートホテルを知り尽くした人が「理想のリゾートレジデンス」を作り上げたらどんなものができるのか――? その答えのひとつが、タイ、プーケット島の「Villa Similan(ヴィラ シミラン)」だ。

 最高峰のリゾートレジデンスを謳うこの邸宅のオーナーは、世界的なホテル経営者のウィリアム・ハイネケ。「アナンタラ」ホテルブランドをはじめとして、タイやモルディブ、スリランカ、ドバイ、オーストラリアなど世界24カ国で150以上のリゾートホテルを運営する「マイナー・インターナショナル」の会長兼、同グループCEO。2015年の『フォーブス』誌でタイの長者番付にも名を連ねる、通称“タイのホテル王”だ。

画像: 建築設計とインテリアをジャヤ・イブラヒムが手がけたほか、スパルームはハンス・ブラウワー・デザイン(HBデザイン)が、造園はインタラン・デザインが担当。世界的な人気を誇るスペシャリストがこのレジデンスのために結集した

建築設計とインテリアをジャヤ・イブラヒムが手がけたほか、スパルームはハンス・ブラウワー・デザイン(HBデザイン)が、造園はインタラン・デザインが担当。世界的な人気を誇るスペシャリストがこのレジデンスのために結集した

 ハイネケ氏はアメリカ出身だが、42歳のときに米国籍を捨ててタイに帰化。そこに至る経歴もなかなかにユニークだ。外交官であった父親に従って香港やマレーシアなどアジアを転々としたのちにタイに住んだハイネケ氏は、18歳でマイナー・インターナショナルをタイで起業。未成年(minor)であったことが社名の由来だという。29歳でタイ王室所有地にあったパタヤの小さなホテルを買収したのを皮切りに、王室所有地に次々にホテルを建設。2001年にはホアヒンに最初のアナンタラ・ホテルを創業する。自らセスナ機やヘリコプターを操縦して世界を飛び回り、アナンタラホテルブランドを作ったのは「世界中を旅したが、その土地の魅力を本当の意味で体験できるホテルがない。それなら自分で創ってしまおう!」と思ったからだという。

 そのハイネケ氏が、いまプーケットで最も洗練されたリゾートエリアに点在する15棟のヴィラ「ラヤン レジデンス バイ アナンタラ」のひとつとして今年完成させたのが、「ヴィラ シミラン」なのだ。

画像: グラスパネルから階下のベッドルームに光を通すインフィニティプール。 メインデッキは350㎡と広々!

グラスパネルから階下のベッドルームに光を通すインフィニティプール。
メインデッキは350㎡と広々!

 なんといってもこのレジデンス最大の魅力は、プーケットで許された最も高い標高に位置し、ラヤン湾を見晴らすロケーションだろう。鬱蒼とした熱帯雨林、その先に広がる紺碧のパノラマ。そこに浮かぶ半島は、海に守られた小さな満月さながらに美しい。タイを愛し、世界各地の文化や歴史、美しい自然を体感するリゾート建設に情熱を注いできたハイネケ氏がこの絶景を望むレジデンスのデザインを発注したのは、インドネシアの建築界を代表するインテリアデザイナー、ジャヤ・イブラヒム。2015年に不慮の事故により急逝した彼の最後の傑作が、「ヴィラ シミラン」となった。

 ジャヤの設計チームはハイネケ氏の意をくみ、この絶景が主人公となる建築を作り上げた。土地の魅力に溶け合う、潔い直線のラインと明るい色調。2階以上の建物では単層屋根のスペースが約90㎡を超えてはならないという建築基準を逆手にとって、仕切りがない開放感たっぷりの独立した室内空間がシームレスにつなげられた。複雑な木彫をほどこしたベッドのかぎ爪足、ビルマ産チーク材の重厚なドアなど、ジャヤならではのエキゾチックで洗練された意匠が、空間全体を贅沢に彩る。

画像: ハイネケ氏の夫人で元美術商であるキャシー・ハイネケが、夫妻のプライベートコレクションから装飾品や工芸品をセレクト。パプアニューギニアや南アフリカの先住民による彫刻、タイの仏教画などの名品が随所で滞在客の目を楽しませる PHOTOGRAPHS: COURTESY OF ANANTARA

ハイネケ氏の夫人で元美術商であるキャシー・ハイネケが、夫妻のプライベートコレクションから装飾品や工芸品をセレクト。パプアニューギニアや南アフリカの先住民による彫刻、タイの仏教画などの名品が随所で滞在客の目を楽しませる
PHOTOGRAPHS: COURTESY OF ANANTARA

 総面積2,600㎡の敷地には、リビングルーム、ダイニングルーム、キッチン、21名まで収容する7ベッドルームのほか、ルーフトップデッキや21mのインフィニティプール、ライブラリー、ワインルーム、ゲームルーム、ジム、プライベートシネマ、そしてもちろん、ジャグジープールを備えた優美なスパも完備。隣接する「アナンタラ・ラヤン・プーケット・リゾート」でランチや夕食をとることも可能だが、パーソナルシェフと専任のバトラーにキッチンで調理をしてもらったり、プールサイドでBBQをアレンジしたりと、まさに王侯気分で滞在を楽しむことができる。

 1日1組だけに許されたこの至高の滞在体験、宿泊費は予約日や稼働状況により変動するが、2017年11月1日現在では朝食付1泊が約120万円(※宿泊料金は公式サイトでデイリーに確認可能)。世界を旅するラグジュアリー・ツーリストにとって、いつかは訪ねたい憧れのデスティネーションだ。

Layan Residences by Anantara
Seven Bedroom Sea View Residence
(Villa Similan)

住所:168 Moo 6, Layan Beach Soi 4,
Cherngtalay, Thalang, Phuket 83110
Thailand
問い合わせ先:Layan Residences, Thailand
電話: +66 76 317 200
phuketlayan@anantara.com
客室:1日1組限定、朝食つき
(2名~最大21名まで宿泊可)
料金:日々変動のため公式サイトで確認を
公式サイト

 

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