ジェンダーを柔軟に捉えた
創作活動が注目される先住民族の
クィア・アーティストたち〈後編〉
Before There Was Man; Before There Was Woman
植民地時代の支配者たちのジェンダーに対する考え方は、男と女の2種類しかないというものだった。一方、多くの先住民たちはオープンで幅広いジェンダーの捉え方を伝統的に育んできた。支配者たちはそんな先住民の伝統と認識を消滅させるべく、長きにわたって彼らを征服してきた。だが今、若い世代の先住民族のクィア・アーティストたちが、自分たちのやり方で、先祖の伝統を甦らせる作品を作り世に送り出している